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ニコスの過払金請求マニュアル!返還期間や返還方法をご紹介

2020年4月16日 公開 更新

債務整理を考えているときは、これまでの借金に過払金が発生していないかをチェックしてみましょう。
ニコスの過払金の場合、多くの人は弁護士や司法書士に請求の手続きを依頼しています。
ただ、いざプロに依頼する段階になると、「過払金請求は自分ではできないのか」と疑問を持つ人もいるでしょう。
ここでは過払請求の基礎知識を説明します。
紹介する内容を参考に、自分で請求手続きが行えるかどうかを判断してみてください。


司法書士法人相澤法務事務所は2009年東京都板橋区にて開業2019年で10周年を迎える。
開業当初から「依頼者ファースト」を軸に少数精鋭スタッフにより事務所を運営。
現在ネット検索のみで全国各地から毎月100人以上の過払い金請求を受任する事務所へ成長。
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司法書士法人相澤法務事務所

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代表司法書士 相澤 剛

ニコスで過払金請求はできるのか

ニコスで過払金請求はできるのか

過払金は、払いすぎた利息のことです。
ニコスから借りたお金に利息が多く発生しているときは、過払金請求で返金してもらえる可能性があります。
過払金の詳細とニコスの過払金について、以下では紹介していきます。

そもそも過払金とは

過払金は、過去の借金にグレーゾーン金利の高い利息が発生していたときに生じるお金です。
2010年6月に改正後の貸金業法が施行されてからは、それまで問題視されていたグレーゾーン金利がなくなり、過去の過払金の請求ができるようになりました。
グレーゾーン金利は、借金を増やす原因として社会問題になっていたため、借金問題のひとつの対策として2010年の法改正が行われた経緯があります。
グレーゾーン金利は、法改正前の利息制限法と出資法で定められていた利息の差です。

貸金業者を取り締まる利息制限法では、借入の金額に応じて利息を債務の15%から20%に抑えることがルールになっていました。
しかしながら、この法律とは別に存在していた出資法では29.2%まで利息が認められており、20%を超える利息で貸し付けを行っても金融業者が受ける罰則はとくにありませんでした。
法改正前の2010年以前は、より高い出資法の金利でお金を貸し付ける金融業者が多かったため、この時期にお金を借りていた人は過払金が発生している可能性があります。

ニコスは2007年以前の借入は返還の可能性大!

ニコスは2007年以前の借入は返還の可能性大!

ニコスは、信販会社大手の日本信販が運営していたサービスです。
日本信販は2005年から三菱UFJグループの傘下に入り、以後は三菱UFJニコスに名称が変わっています。
ニコスでは、2007年(平成19年)まで利息制限法の上限を超える高い利率で貸し付けを行っていました。
この時期に借りたお金の利息はグレーゾーン金利に該当する可能性があります。
2007年以前からニコスと取引をしていた人は、過払金が発生していることが考えられます。

ニコスに過払金を請求できる条件

ニコスに過払金を請求できる条件

ニコスのような金融機関に過払金の請求をするには、2つの条件を満たす必要があります。
1つ目の条件は、その金融機関からグレーゾーン金利でお金を借りていることです。
ただ、過払金には完済をしてから10年間という時効が設けられています。
時効がまだ成立していないことは、過払金請求をするための2つ目の条件です。
このような2つの条件に当てはまる人は、ニコスにも過払金請求ができる可能性があります。

ニコスの過払金請求の返還率と返還期間

ニコスの過払金請求の返還率と返還期間

ニコスに過払金請求をしてどのくらいのお金が返ってくるかは、手続きのやり方で変わってきます。
過払金請求の手続きは、和解・任意交渉と裁判のいずれかで行われるのが一般的です。
どちらの方法を選ぶかで、返金されるまでの期間も変わります。
ちなみに、金融業者と交渉する和解・任意交渉は、必ずしも債務者の希望通りの結果が得られるとは限りません。
ニコスの場合も、過払金が高額なときは利息分のお金を返してもらえない可能性があります。
返金されるお金の額を優先するか、お金が返ってくるまでのスピードを優先するかは、手続きのやり方を選ぶ際のポイントです。

和解・任意交渉での返還率と返還期間

ニコスは、金融業者でも和解・任意交渉への対応は比較的良いほうです。
過払金の金額が少なければ、余り時間をかけずに問題が解決できるかもしれません。
ニコスで和解・任意交渉をすると、過払金の70%前後は返金されることが多いです。
こちらの会社の場合、90%前後の高い返還率でお金を返してもらった人もいます。
返還までの期間はケースによって変わりますが、最低でも5カ月以上はかかるようです。
実際、ニコスから債務の履歴を取り寄せる際には約1カ月から1カ月半ほどかかります。
和解・任意交渉の手続きをしてから最終的に返金されるまでは、5カ月から6カ月程度かかる場合もあります。

裁判時の返還率と返還期間

ニコスの過払金が高額な場合は、和解・任意交渉では解決が難しいケースがあります。
このようなときは裁判という方法が選択できますが、裁判は少し時間がかかります。
ただ、裁判をすると100%の割合で過払金の返還が見込めます。
過払金に発生した利息分も請求できる場合があるため、受け取れるお金の額がグンと増えるかもしれません。
利息の金額が大きいときは、ニコス側が減額を要求してくるケースもあります。
このような場合でも、裁判に持ち込むと勝訴をして100%の過払金が受け取れるケースが多いです。
ちなみに、裁判を選択する場合、お金が返還されるまでの期間は最短で6カ月前後です。

ニコスに過払金請求した時のメリット・デメリット

ニコスに過払金請求した時のメリット・デメリット

ニコスに過払金請求をすると、「払い過ぎていたお金が戻ってくる」などのメリットがあります。
ただ、「契約しているニコスのカードを解約しなければならない」などのデメリットもともないます。
手続きをする前には、このようなメリットとデメリットをじっくりと考える必要があるでしょう。
以下では、ニコスに過払金請求をしたときのメリットとデメリットをそれぞれ解説します。

過払金請求のメリット

過払金請求をする大きなメリットは、キャッシングの返済などで多く払いすぎたお金が戻ってくることです。
戻ってくるお金の金額が少ない場合でも。
返金が行われれば経済的にいろいろなメリットが期待できます。
たとえば、三菱UFJニコス系列の債務と別に借金があるときは、戻ってきたお金を返済に充てることができます。
数万円でも借金が減れば、精神的に楽になるでしょう。
また、過払金が戻ることで、新たに借り入れをする必要がなくなるケースもあるかもしれません。
過払金には10年間という時効が設定されています。
時効が来る前に手続きを済ませたほうが、確実にメリットが得られます。

過払金請求のデメリット

じつのところ、過払金請求で生じるデメリットはさほど大きくはありません。
ただ、人によってはいろいろな不便を感じる可能性があります。
たとえば、借金を完済後に三菱UFJニコスに過払金請求をした場合でも、該当するカードは基本的に解約が必要です。
三菱UFJニコスのカードしか持っていない人は、キャッシングなどに使えるカードがなくなってしまうかもしれません。
また、三菱UFJニコスで過払金請求をすると、三菱UFJニコス(日本信販)系列のカードは、種類を問わず利用ができなくなります。

以後は、三菱UFJニコス系列のクレジットカードの審査にも通りにくくなるため、カードを作りたいときに何らかの影響がでることは考えられます。
三菱UFJニコスに借金を返済中の場合は、過払金請求で信用情報に傷がつくこともデメリットになるでしょう。

ニコスに過払金を請求してから返還までの流れ

ニコスに過払金を請求してから返還までの流れ

ニコスに過払金請求をするときは、一連の流れがあります。
この手続きは、しかるべきステップを踏んで着実に進めていくことが大切です。
請求から実際にお金が戻ってくるまでの流れを、ここでは紹介してみましょう。

取引履歴を取り寄せる

ニコスの過払金請求は、担当窓口に問い合わせをして自分の取引履歴を取り寄せるところからスタートします。
取引履歴は、ニコスとの取引の詳細が一覧できる書類のことです。
このような書類を金融業者から開示してもらうことで、過払金請求の計算や請求手続きができます。
ニコスでは、取引履歴の問い合わせを電話のみで受け付けています。
手続きをスムーズにするためにも、担当窓口への問い合わせは早めに行っておくのが得策です。
ニコスは、問い合わせをしてから書類が受け取れるまでの期間が長いことで知られています。
数カ月ほどかかるケースもあるため、早い段階で連絡をしておきましょう。

ちなみに、取引履歴は永久に保管されているわけではありません。
取引履歴の保管期間はカードによって変わるため、過払金請求ができるかどうかを知るにはその会社の取引履歴の保管期間をチェックする必要があります。
ニコスの場合は、平成7年以降の取引履歴を開示しています。

過払金の引き直し計算をする

取引履歴を入手した後に行うのが、過払金の引き直し計算です。
引き直し計算は、利用明細書などをもとにいくらの過払金が発生しているかを算出する計算です。
このような計算は、エクセルなどの一般的な表計算ソフトでも行えます。
無料で利用ができる引き直し計算ソフトもいくつか出回っているため、よりスムーズに計算したい人は利用してみるのもひとつの方法です。
引き直し計算は、ケースによっては少し複雑になる場合があります。
借り入れをしていた期間が長い場合や何度も追加で借り入れをした場合、返済中の場合などは、煩雑な作業が発生するかもしれません。

引き直し計算は、間違ったやり方で行ってしまうと返還される金額が減ってしまうことがあります。
また、計算ミスがあると過払金請求自体ができなくなることもあるため注意が必要です。

過払金の請求書を送付する

引き直し計算が終わったら、計算書と過払金返還書をニコスに郵送で送付します。
送付の際には、内容証明郵便を必ず選択しましょう。
郵便局で申し込みができる内容証明郵便は、書類を送付した日付や書類の内容、送付した事実を証明してくれるサービスです。
このような郵便で書類を送ると、ニコスが確実に書類を受け取ったことがわかるだけでなく、送った事実が証拠として残ります。
内容証明郵便を書くときは、自分で用意した用紙が使えます。
ただ、内容については所定の書式にしたがって書くことが必要です。
文具店などでは内容証明郵便専用の用紙を販売しているため、市販品を利用することもできます。

話し合い・和解交渉

書類をニコスが受け取った後は、話し合い・和解交渉のプロセスへと進みます。
このプロセスでは、過払金の金額や返還の時期、支払いの方法などを請求者がニコス側と話し合い、交渉を行います。
交渉はスムーズにまとまる場合もあれば、難航する場合もあります。
「ニコスから過払金の減額を求められる」などは、このプロセスでしばしば発生するパターンです。
自分だけでニコスと交渉をする場合、経験値の違いから交渉で不利になることがあるのが難点です。
希望する過払金の金額とニコスが提示する金額の差が大きい場合は、少し時間がかかっても裁判を検討したほうが有利になるかもしれません。

過払金の返還

過払金が返金されるのは、和解・任意交渉がまとまってから2カ月から4カ月ほど後です。
ただ、実際の期間はケースによっても多少変わります。
2カ月から4カ月という期間は、あくまでも返還時期の目安に過ぎません。
和解・任意交渉を選んだ場合でも、過払金の返還まである程度の時間がかかることは覚悟しておきましょう。
自分で請求の手続きをしたときには、基本的に自分の口座にニコスから直接過払金が入金されます。
金額が正しいかどうかを後から確認するためにも、振込入金の場合は通帳の記帳を忘れずに行っておきましょう。
手渡しで返金されるときは、領収書などを発行して記録を残しておくと安心です。

ニコスから過払金を最大限返還してもらうならプロに相談

ニコスから過払金を最大限返還してもらうならプロに相談

スムーズに過払金請求を進めたい場合や、最大限の金額を返金してもらいたい場合は、弁護士や司法書士などのプロに依頼をするのも合理的な方法です。
弁護士や司法書士は、ニコスをはじめとする金融業者との交渉にも慣れています。
依頼者の希望に沿うような形で交渉を進めてくれる可能性があるため、初めて過払金請求にトライする人でも心強いでしょう。
裁判手続きなどを素人が個人で行うのは、大きな負担になることが多いです。
一度自分で手続きを始めてしまったときでも、途中でプロに依頼することは可能です。

過払金請求については、相談料や着手金を無料にしている弁護士や司法書士事務所が多く見られます。
成果報酬で費用を請求する事務所も多く、手続きを依頼した場合でも依頼者の経済的な負担はだいぶ抑えられるようです。

過払金は無料で調査してもらえるのでまずは相談してみよう!

過払金は無料で調査してもらえるのでまずは相談してみよう!

過去に高い金利でお金を借りていた人は、弁護士や司法書士の無料相談サービスを利用してみるとよいかもしれません。
弁護士や司法書士事務所には、過払金の調査を無料で行うところが増えています。
利用明細書などが残っていれば、ある程度正確に状況が把握できるでしょう。
過払金請求は自分でも行えます。
ただ、不安があるときはプロに依頼したほうが確実です。
希望する結果が得られるように、良いアプローチを考えていきましょう。