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ニコス過払い金の回収目安・期間・手続きの流れ・デメリット

かつては日本信販のクレジットカードだったニコス。
今は三菱UFJニコス発行のクレジットブランドとして生まれ変わっています。
そのニコスも、かつては29%という高利息で貸し付けを行っていました。
当時のニコスユーザーは過払い金発生の見込みが高いため、時効になる前に返還請求手続きの準備に入りましょう。
こちらでは、ニコス過払い金請求の回収金額と返還期間の目安、手続きの流れ、デメリット情報をお伝えします。

ニコス過払い金の特徴

ニコスユーザーで過払い金発生の可能性がある人は、2007年(平成19年)までキャッシング利用していた方です。
なお、ショッピング利用は過払い金の対象外です。
元日本信販の「三菱UFJニコス」は現在、三菱UFJ銀行グループ傘下のクレジットカード会社で、財政状態は極めて良好。
過払い金の返還にも前向きに対応してくれる優良業者です。
ニコスユーザーの中には、DCカード、マイベスト、ミリオンカード、フィナンシャルワンなど、ニコス提携カードを利用している方も多いでしょう。
これらのうち、20%以上の利息でキャッシングをしていた方は、過払い金が戻る可能性があります。
マイベスト、DCカードなどの過払い金もニコスへの請求となります。
日本信販時代から利用していた方は、時効になる前にはやめに動くことが大切です。

ニコス和解の方法と回収額の目安

優良業者のニコスといえど、裁判所を通さない任意交渉だけで過払い金元本の満額を取り戻すのは困難です。
ニコス過払い金交渉における、「任意交渉」「裁判交渉」の違いをご説明します。

ニコス過払い金の返還金目安(裁判なし・裁判あり)

【ニコス過払い金の返金割合と期間の目安】

スピード回収コース
(裁判なし)
じっくり回収コース
(裁判あり)
返還割合 90% 100%+利息
返還期間 4ヶ月 4~5ヶ月

スピード回収コース

ニコス担当者と電話で話し合い、お互い納得いく金額を模索します。
電話交渉で取り戻せる金額は過払い金元本の90%が限界です。
金額を妥協すれば入金がはやまり、手続き開始から平均4ヶ月で入金されます。

じっくり回収コース

訴訟提起してニコスから過払い金を引き出す方法です。
裁判の性質上、手続き完了までにはどうしても時間がかかります。
その反面、過払い金の満額回収は容易となり、なおかつ利息の返金も期待が持てます。
時間がかかるといっても、任意和解と比べ、1ヶ月遅くなる程度ですので、それほど急ぎでなければじっくり回収コースのほうがおすすめです。

ニコス過払い金請求手続きの流れ

「三菱UFJグループ」というブランド性もあり、争点も何もなければスムーズな入金を期待できるでしょう。

ニコス過払い金交渉の傾向

1.三菱UFJグループだから資金力は豊富。過払い金返還に前向き
2. 裁判で元本満額+利息返還。遅くなるといっても1ヶ月程度
3. 引き直し計算した取引履歴を送付してくれるから、手続きもスムーズ

ニコス過払い金請求の手続きの流れを、以下の回収見込みを想定してシミュレーション。

回収見込み:100万円・利息30万円(年5%)

<交渉前の準備>
取引履歴は自分で取り寄せることができる。送られてきたものはすでに計算済。

<回収方法>
スピード回収orじっくり回収。返還期間は大差ない。

<入金日>
任意和解・訴訟和解どちらもスムーズ

まずは電話などでご相談

電話相談を受け、ニコスとの取引期間や返済額、完済か返済中かなどの必要な質問をさせていただきます。
また、いつからニコスと取引を開始したのかの情報も大切で、2008年以降に新規契約を結んだ方は自動的に過払い金発生の対象外と判断されます。
電話相談の時点で過払い金が確実に出るという方は、即日受任通知をさせていただきます。
「とりあえず調査だけにしてほしい」という方は、事前調査したい旨を知らせる調査通知に留めることも可能です。
とくに返済中の方はブラックリスト登録のリスクがあるため、受任通知は慎重な検討を加えたうえで行います。

取引履歴の開示

ニコス取引履歴が開示されるまで、約3週間かかります。
なお、取引履歴の取得は個人でも可能です。
ニコスに「取引履歴の開示をお願いします」と電話すれば、開示請求書と呼ばれる典型的な書類が送られますので、それに必要事項を記入して請求するだけです。
詳しい方法については、ニコスへ直接お問い合わせください。

過払い金額の確定

ニコス過払い金額を確定するために必要な作業が、引き直し計算です。
この作業に1週間ほどお時間をいただき、正確な金額を算定します。
計算結果はすみやかに依頼者に報告します。

事務所での面談

過払い金請求の受任では、依頼者との面談が義務付けられています。
面談は1回すれば大丈夫です。
過払い金返還交渉を担当する有資格者のほうから、当所の回収方針、報酬、入金までの目安、手元に残る金額の目安、計算方法などについて説明があります。
説明内容にご理解いただき、ご納得のうえ、契約書にサインしてもらう流れです。
その後は、結果報告までお待ちいただくだけとなります。

返還交渉

交渉の仕方は任意交渉か裁判交渉かのふたつがあり、基本的に依頼者の方にいずれがよいかを決めてもらいます。

1日でもはやい和解→任意交渉

「金額より入金日のはやさを取る」のであれば、裁判せずに電話のみの交渉を進めていきます。
100万円の元本なら、90万円程度を目標ラインに設定し、利息の請求は除外。
このラインならニコス担当も和解に前向きになってくれます。
和解が決定したら、2ヶ月後には入金されます。

満額解決を希望→裁判交渉

「時間がかかってもよいので、元本の100%、合わせて利息も請求」
この要望をかなえるには裁判交渉しかありません。
すみやかに訴訟準備を進め、元本と利息の返還を前提とした交渉を目指します。
訴訟提起から1ヶ月ほどで和解成立。
和解内容を依頼者に報告し、納得いただけたら正式に和解となります。
和解後、およそ2ヶ月で入金です。

入金

和解後、返還額から成功報酬のみを差し引いてお振り込みします。

【相澤法務事務所の報酬】

基本報酬 なし!
成功報酬 裁判なし 裁判あり
18% 23%
着手金、減額報酬、その他費用 一切なし!

裁判なし

手続き開始から約4ヶ月後、成功報酬18%を差し引いた73万8,000円を依頼者指定の口座にお振り込みします。

裁判あり

手続き開始から約4~5ヶ月後、依頼者指定の口座に88万5,500円(成功報酬23%、利息の一部を含む)をお振り込みします。

完了

過払い金請求は、最後に必要書類を返却して完了です。

● 業務報告書
● ニコス取引履歴原本
● ニコス和解書原書
● 報酬の領収書

以上が主な返却書類となります。
受け取り方法は、来所もしくは郵送のふたつ。
来所される場合は、事前連絡いただければすみやかにお渡しできるようこちらで準備しておきます。

ニコス過払い金請求のデメリット

ニコス過払い金請求で注意したいのが、関連カードへの影響です。
現在のニコスカードはいくつかのカードが合併して誕生したもので、関連カードとの関係性や請求による影響も理解のうえ手続きに入ることが重要です。

過払い金請求したニコスカードは使えなくなる

ニコスカード利用の最中に過払い金請求する方は、手続きと同時に使用停止となる点に注意してください。
ニコスカードにはキャッシング機能とショッピング機能が同居していますが、過払い金請求によってどちらも利用できなくなります。
とくにニコスカードで電気ガス水道代、携帯電話の料金を支払っている方は影響が大きいかと思われますので、事前に支払い方法を変えるなどして対応しましょう。
なお、マイベスト・DCカード・ガスリンスタンド系カードも手続きの対象となり、使用できなくなります。
一部のカードを切り離して請求することはできないため、注意してください。

三菱UFJ銀行カードローンへの影響に注意

三菱UFJニコスは、三菱UFJ銀行カードローンの保証会社になっています。
同カードローンの返済が滞った場合、ニコスが代位弁済(債務者に代わって返済)して債務者相手に取り立てを開始します。
仮に三菱UFJ銀行カードローンを滞納した状態でニコスに過払い金請求した場合、過払い金は債務と相殺されます。
借金が残って債務整理扱いとなれば、ブラックリスト登録に注意が必要です。
ニコス過払い金請求によって同カードローンの借入ができなくなる可能性も念頭に置き、手続きに入ってください。

家族で複数のカードを持つ場合は要注意

ニコスユーザーの中には、複数枚のカードを所持される方が少なくありません。
それもひとりが複数枚を持つのではなく、家族おのおのニコスカードを1枚持つという方法です。
たとえば、ご主人が1枚、奥さまが1枚、娘さんが1枚というふうに、1家族で3枚所持されるケースも見られます。
別々で所持はしても、家族カードであればほとんど同一のカード扱いになる点に注意しなければなりません。
ご主人がニコス相手に過払い金請求するとしましょう。
この場合、奥さまと娘さんのカードが使用停止となります。
秘密で手続きをはじめようと思っても、それが非常に難しいのです。
また、ブラックリスト入りするリスクもあります。
ご主人の過払い金は、家族カードの借入額と相殺されます。
相殺によって完済できればよいのですが、できなければ債務整理扱いです。
家族でニコスカードを利用中に過払い金請求する場合は、なるべく家族に相談のうえはじめることが大切です。

ニコス過払い金請求は自分でもできる?

過払い金は本人でも請求できます。
クレジットカードのニコスは対応がソフトで、しかも三菱UFJ銀行系列だから満額返金にも前向き。
しかし、それは弁護士・司法書士を相手にした場合の話です。
いかに優良業者ニコスとはいえ、本人請求に対しては厳しい態度を貫き、返金額もできるだけ抑えようとします。

【本人交渉と専門家交渉の違い】※任意交渉のケース

本人交渉 過払い金元本の5~7割程度
弁護士・司法書士が交渉 過払い金元本の6~9割程度

専門家であっても、経験不足の事務所であれば満額回収が難しいのが実態です。
より多くの回収額とスムーズな入金を望むなら、過払い金交渉の実績豊富な事務所に依頼するのが賢明です。

ニコス過払い金請求の費用は?

過払い金請求で、もっとも重要なポイントといってよい「費用」。
たとえニコスから高額回収を実現しても、事務所に支払う報酬が高かったら、入金額は大幅に減額となるでしょう。

事務所選びを間違えたら、がっかりの結果に終わる可能性が極めて高いのです。
過払い金請求の手数料のうち、大きく占めるのが「基本報酬」と「成功報酬」。
受注率トップクラスの大手事務所は、事務手数料と称して基本報酬を1社あたり5万円請求するところがほとんどです。
成功報酬は「裁判なし:20%」「裁判あり:25%」が相場です。
相澤法務事務所と大手事務所の料金を比較してみましょう。
※100万円の請求案件
※裁判なし:90万円の回収 裁判あり:100万円の回収

相澤法務事務所 大手事務所
基本報酬 0円 5万円
成功報酬 裁判なし 裁判あり 裁判なし 裁判あり
元本の18% 元本の23% 元本の20% 元本の25%
手元に 72万円 77万円 65万円 70万円

同じ回収額に成功したと想定して、7万円の開きがあります。
大きいのが基本報酬で、この費用があるかないかで負担は大きく変わるわけです。
手元に残る金額を減らしたくなければ、基本報酬を請求しない事務所を選びましょう。

ニコス過払い金請求 Q&A

Q:マイベスト、DCカードなどの過払い金もニコスに請求すればよいですか?

A:ニコスへの請求となります。なお、キャッシングのみでショッピングは対象外です。

次のカードの過払い金は、ニコスが請求窓口となります。

● ニコスカード
● 旧日本信販
● DCカード
● シェル・エネオス

このうち、ニコスカードとDCカードは29%の高金利、またシェル・エネオスも同じく高い利息で貸し付けていたいため、取引期間の長さによっては返金額も高額となるでしょう。
正反対なのがマイベストで、当時の利息は他のカードと比べて低めの18.9%でした。
法定外利息といっても、0.9%の違いに過ぎず、戻ってきても少額となる可能性が大です。
少額のケースだと報酬を差し引いてほとんど残らないことも多く、相談前にどれくらいの金額になるかご自身のよる調査をおすすめします。
なお、DCカードの取引履歴は開示期間が限定されており、カードキャッシング分については平成4年7月以降となります。
このように、ニコスカードは異なる旧カードと併存関係にあるため、カードごとの特徴を理解するとともに、違いに応じて対策を練ることが肝要です。
交渉に関しては、いずれのカードもニコス担当になるため、前向きな返還姿勢を期待できるでしょう。
また、どのカードもキャッシング部分のみが対象で、ショッピング利用分については過払い金の対象外です。

Q:日本信販時代にキャッシング利用していた場合も、ニコスに過払い金請求できるのですか?

A:請求先はニコスです。時効の注意してください。

「日本信販って、今どうなったの?」今もそう疑問に思われる方は多いでしょう。
かつて、クレジットカードの最大手といえば、日本信販株式会社でした。
その日本信販が発行していたクレジットカードが、ニコスカードです。
ちなみに日本信販はキャッシング専用カード「マイベスト」も発行していました。
つまり、もともとは日本信販という大きな会社があり、そこからクレジットブランドの「ニコス」、キャッシングブランドの「マイベスト」が生まれたのです。
現在、ニコスとマイベストが一緒なのは、生みの親(日本信販)が同じだからです。
ではその日本信販は今どうなったのかというと、2005年にUFJ株式会社に吸収合併され、屋号は事実上消滅しました。
1990年代~2000年代は、銀行同士が合併や統合を繰り返した時代です。
その流れの中で、東京三菱銀行とUFJ銀行が合併し、三菱UFJ銀行が誕生しました。
「ニコス」「マイベスト」は現在、三菱UFJが管理するかたちで生き残っています。
「日本信販時代にキャッシング利用していた」という方はおそらく、UFJに吸収された2005年以前のキャッシングユーザーだった可能性が高いと思われます。
日本信販時代に発生した過払い金返還の請求先は、「三菱UFJニコス」です。
完済から10年経っていなければ、当時の過払い金の返還請求が可能です。
時効になる前に動き出しましょう。

Q:ニコス過払い金請求しても、三菱UFJ銀行の利用に問題ありませんか?

A:基本的に問題ありません。債務整理になれば、カードローンの利用ができなくなります。

「三菱UFJ銀行で口座が作れない」「三菱UFJ銀行のブラックリストに載ってしまう」
ニコスに過払い金請求しても、上記のような問題は起こりようがありません。
三菱UFJ銀行の住宅ローンも利用できますし、カードローンの新規契約も問題ないでしょう。
ただし、これらは債務整理にならなかった場合の話です。
債務整理にならないパターンはふたつあって、ひとつは完済後の過払い金請求。
もうひとつは、過払い金で残りの借金をゼロにできた場合です。
まだ返済中の段階でニコスへ過払い金請求するとして、返還金で残債を完全相殺できれば「完済」扱いになりますが、借金が残ってしまうと「債務整理」となり、その情報が信用情報機関に登録されます。
この措置により、最低5年間はカードローンやクレジットカードの利用ができません。
これは三菱UFJ銀行のカードだけでなく、すべての金融機関が発行するカードが対象です。
住宅ローンなどのローンサービスの利用も不可となります。
いわゆる「ブラックリストに載る」というもので、過払い金請求後も引き続きクレジットサービスの利用を考えている人は、この点に注意する必要があります。

Q:ニコス過払い金請求で「取引の分断」の可能性がある場合、回収は難しくなりますか?

A:争点のあるケースだと、ニコスは顧問弁護士を立ててきます。場合によっては、判決まで争う覚悟が必要です。

「取引の分断」をめぐって争うケースでは、ニコス側もそう簡単に折れてくれません。
もっとも争点化になりやすい「取引の分断」とは、取引期間が完済を挟んでふたつ以上に分かれる状態のこと。
一度返し終わってまた借りた場合、前後の取引は一緒になるのか、それとも別個と見なすべきか。
仮に前の取引終了から10年経過していれば時効となり、取引の分断が認められれば過払い金は大幅に減額するでしょう。
反対に認められなければ、業者側は大きな返金負担を背負うことになります。
だからこそ、ニコスも取引の分断の可能性がある訴訟では、顧問弁護士をつけて多少なりとも和解額を抑えようとしてくるのです。
ニコス側弁護士も早期に和解提案してくることもありますが、一連計算ではない(取引を分断して計算する)提示金額の可能性が高いといえます。
早期解決を優先するなら、金額を妥協する道もありでしょうが、そうでない場合は慎重な判断が重要です。
満額回収を目指すなら、長期化も覚悟のうえ、しっかり腰を据えて裁判に臨む必要があるでしょう。

Q:個人請求する場合の対策を教えてください。

A:電話交渉より、訴訟交渉のほうが高額の和解金を引き出せます。

電話交渉よりも裁判交渉のほうが高い金額で和解できるのは、個人請求の場合でも同じです。
しかも相手は過払い金交渉を何件も手掛けてきたプロですので、個人請求者ははじめから不利な状況です。
そのハンディを覆すには、裁判の場に相手を引き込むしかないでしょう。
早期和解を望むなら裁判する必要もないかもしれませんが、その場合はかなりの減額を覚悟しなければなりません。
まずは、早期和解を望むのか満額回収を希望するのか、ご自身の中で立場を明確にすることが重要です。
あいまいな感じで交渉に入ってしまうと、一方的に不利な条件で和解してしまう恐れもあります。
そのようなかたちでの和解がもっとも後悔を生むケースですので、くれぐれも注意してください。
訴訟を視野に入れるとしても、まずは電話交渉からはじめるのもよいでしょう。
その際は、「過払い金請求書」を作成し、ニコスへ送ってください。
条件面で折り合いが付かなければ、訴訟提起の準備に入ります。
過払い金請求は基本的に「勝ち試合」ですので、裁判は請求者にとって有利な展開になるでしょう。
ニコスと和解できれば、和解書を作成してもらうことも忘れないでください。

Q:ニコス過払い金請求の依頼先に迷っています。弁護士と司法書士で違いはありますか?

A:権限範囲の違いがあるだけです。

弁護士と司法書士の権限の違いについて、詳しくない方も多いでしょう。
過払い金請求を受任できるのは、弁護士と司法書士のみです。
中でも司法書士は、認定司法書士と呼ばれる法務大臣から認可を受けた有資格者のみ担当できます。
もともと弁護士は法律の専門家ですので、あらゆる訴訟の代理、法律問題の相談を引き受けられます。
対して認定司法書士に認められる業務は、簡易裁判所案件(訴額140万円以下)のみです。
過払い金返還訴訟では、過払い金額140万円以下の案件のみ、司法書士が担当できるということです。
ニコスに限らず、過払い金請求を検討中の方の中には、「弁護士と司法書士どちらに依頼すればよいだろう」と悩まれる方もいるかもしれません。
率直にいうと、資格の違いはあまり気にしなくても大丈夫です。
過払い金請求の実績が豊富で、かつ真摯な対応を心がける専門家であれば、弁護士であろうと司法書士であろうと期待通りの働きをこなしてくれるでしょう。
依頼者側が注意したいのは、費用やサービス力がどこまで依頼者目線になっているか、ということです。
「費用が高い」「待たされる」「最初の説明と違う」「要望を伝えても無視される」など、依頼者の立場を考えない専門家は、この世界で当たり前のように存在します。
依頼先を探す場合は、なるべくミクロな視点で良い事務所・悪い事務所の見分けをつけるようにしましょう。

Q:ニコスカードのショッピング利用で過払い金は戻ってきますか?

A:ショッピング利用分は、どんなカードも過払い金対象外です。

過払い金は、法定金利を超える借入契約に対して発生します。
利息制限法を超える範囲で貸し付けが行われたのは、消費者金融カード並びにクレジットカードのキャッシングサービスです。
つまり、ニコスへ過払い金請求できるのは、ニコス関連カードでキャッシングした分に限定されます。
ショッピングは当初から利息制限法に準じる内容で取引が行われたため、どんなに借金しても過払い金は発生しません。
「ショッピング利用の記憶しかないけど、ひょっとするとキャッシングも利用したかも」と記憶があいまいな方は、取引履歴を取り寄せて調べましょう。
ニコス取引履歴の取り寄せおよび調査は、個人でも比較的簡単で、お金もかかりません。
気になる方はぜひニコスに取引履歴の開示を請求してください。

Q:ショッピング利用はないのですが、ニコスカードで公共料金を引き落としています。このまま過払い金請求できますか?

A:カードは解約となるため、支払い方法を変更のうえで手続きに入ってください。

現在借金はしていなくても、クレジットカードでもろもろのサービス代金を支払っているという方は多いはず。
過払い金請求手続きに入ったカードは解約となるため、決済に使っていたらすぐに支払い方法を変更してください。
多くの場合、口座から引き落とされるのは、決済日の翌月です。
きちんと支払いが完了するまでは、支払い方法の変更もできないでしょう。
クレジットカードの過払い金請求では、この点がデメリットとなります。
ニコス過払い金請求する場合、まずすべきことはクレジットカードの利用状況の確認。
クレジットカードを何かしらの支払いに使っていたら、別の方法に切り替える手続きが必要です。
たとえばECサイトの代金引き落としに利用していたら、ECサイトに支払い方法の変更を申し出ます。
ECサイトの変更手続きにしたがって変更する流れです。
他にも利用している会社があれば、同じような流れで手続きを完了させます。
クレジット決済しか認めていない業者であれば、別のカードに切り替えるか、新しいカードを作成する必要があるでしょう。
どんな方法に変更する場合でも、ある程度日数を要することが予想されます。
支払い用クレジットカードの過払い金請求では、時間に余裕を持って手続きを進めてください。

Q:ニコス過払い金計算は自分でもできますか?

A:ニコスは計算済みの取引履歴を送付してくれます。

現在、ニコス開示の取引履歴は計算済みのもので、取得すればおのずと計算結果が分かるようになっています。
多くの業者が履歴情報のみを開示してくるのに対し、ニコスのこの対応はかなり親切といえます。
ニコスから送られる「債権届出書」には、過払い金の発生額が明記されています。
この書類で見るべき項目は次の3つ。

● 貸付金:キャッシングの現在の残高。「-」表示は過払い金を意味する
● 貸付金以外:ショッピング利用分などの残高
● 損害金:支払い遅延で発生するもの

つまり、「貸付金」の箇所でマイナス表示になっていれば過払い金発生を意味し、その金額が戻ってくるべきお金となります。
ただし、ニコスはこの金額をすべて返還するといっているわけではありません
あくまで過払い金の計算結果であり、この金額が返還されるかどうかはニコスとの交渉次第です。
個人請求者に対しても計算結果を開示してくるニコスは、いたって良心的に映るかと思います。
「これなら簡単に和解できそう」と甘い気持ちで交渉に入ると、思わぬ格好で失敗することも。
本人請求される際は、「ニコスといえどしたたかな金融業者」であることを忘れないでください。

Q:取引履歴の取得方法は、ニコスと他のカードで違うのでしょうか?

A:DCカードのみ、問い合わせ窓口が異なります。

ニコス関連カードの取引履歴開示の申請先は、次のとおりです。

【ニコスカード、マイベストカード、三菱UFJローンカード】
東日本  03-5940-1100
西日本  06-6616-0770
受付時間/9:00~17:30(無休・年末年始を除く)

【DCカード】
東京  03-3770-1177
大阪  06-6533-6635
受付時間/9:00~17:30(無休・年末年始を除く)

DCカードのみ窓口が異なる点に留意してください。
三菱UFJニコスから取引履歴を取り寄せる場合は、次の流れで開示されます。

1.電話で開示請求
2.ニコスコールセンターで受理。開示請求書を送付
3.開示請求書に必要事項を記入し、ニコスへ送付(本人確認書類を同封する場合もあり)
4.開示回答書と利息制限法による金利で再計算した計算書を作成・送付

開示請求書の到着から1ヶ月~1ヶ月半を目途に、本人へ開示されます。
ニコス取引履歴の開示請求に関して分からないことがあれば、「三菱UFJニコス株式会社 管理センター」(03-3815-3447)にお問い合わせください。

かつては日本信販株式会社でしたが、社名が変更し、三菱UFJニコス株式会社に。UFJカード、JALカード、エネオスカード、DCカード、マイベスト、ミリオンカード等、カードの種類が豊富で有名な三菱UFJニコス。1人で複数枚のカードをお持ちだった方も結構いらっしゃるのではないでしょうか?

ニコスでの過払い金発生目安

ニコスで借金をしている人全てに過払い金が発生しているわけではありません。
過払い金が発生する取引というのは、過去18%以上のキャッシング(25%~29%が多い)利用者が対象であり、18%以下の契約では過払い金は発生しません。

ニコスも2007年2月(DCカードは8月)までは、グレーゾーン金利という利息制限法を超える利率で取引を行っていましたので、過去に利用したことがある方は過払い金が発生している可能性があります。

逆にいうと2007年2月以降に借入を新規で開始した場合には過払い金が発生する可能性は低くなります。

相談者の中には現在や過去の利息を覚えていない方も少なくはないですが、現在ではニコス含めどの業者も問い合わせれば取引履歴を開示してくれるため簡単に調査可能な状況です。

過払い金はニコスに限らず多くのキャッシング・カードローンで返金対象のためまずは調査してみることをオススメします。
過去に利用したことがある人は金利の引き直し計算をする価値があります。

ニコスでの過払い金回収までの期間

極論すれば、スピード重視かそれとも金額重視かで回収方法は異なります。

裁判をせずに話し合い(任意交渉)で和解をして過払い金を取り戻す手続きですと、裁判をして取り戻す手続きよりも期間は速くなります(任意交渉のメリット)。しかし、過払金額は値引かれてしまいます(任意交渉のデメリット)。

裁判をして回収を図ると、結論としては過払い金額の満額の回収が見込めます(裁判のメリット)。しかし、取り戻す期間は任意交渉よりも遅くなります(裁判のデメリット)。
もっとも遅くなるといっても、1か月や2か月程度ですので、皆さまが考えているほど大幅に遅くなるということはあまりないです。

取引履歴到着まで
平均30

受任通知送付から取引履歴到着まで1ヶ月程度です。

消費者金融系の会社で取引履歴を取り寄せると早いところでは1週間、遅いところでは3ヶ月かかります。また、同じ信販系のエポスカードが1週間から10日程度で開示してくることから、取引履歴の送付までは、それほど早くはないと言えるでしょう。

請求書送付~和解成立まで
平均14

ニコスへ請求書を送ってから和解が成立するまでの期間の平均は2週間程度です。
和解成立までの期間は、他業者に比しまずますの早さです。

和解から返金まで
平均60

返金までの期間は和解内容にもよりますが、和解から2ヶ月程度で返金となります。

他の業者と比較して、まずまずの早さといえそうです。

日数まとめ
平均100

ニコスへの過払い請求をした場合にかかる期間としては以上のとおりです。
受任~返金までのすべての過程において、極端に早いとは言えませんが、かといって極端に遅いともいえない業者です。

ニコスからの過払い金回収(和解・訴訟)

和解

  • 元金90
  • 3ヶ月後の返還

元金の
90%

ニコスと和解をする場合、他の事務所HP等を参考にすると元金の90%ほどで和解となることが多いようです。
しかし全額の返金はできませんので金額に納得がいかない場合には訴訟を選択することになります。
裁判をしないで和解をする場合に戻ってくる過払い金の「元金」は「利息非充当計算」での元金です。

訴訟

  • 満額
  • 4~5ヶ月後の返還

元金の
満額+α

上記の和解金額では納得いかないという場合には訴訟が必要になります。
通常裁判をすると、裁判しないで回収を図るよりも時間はかかるものですが、信販系の場合は、そうとも限りません。ニコスの場合、裁判をしないで和解をするのにかかる期間は、裁判をして回収を図る期間と1ヶ月程度しか変わりません。
(争点がない場合、依頼から4~5ヶ月程度で事件が解決するのが平均的な期間です。)

Memo

利息充当計算とは

過払い金には年5%の利息が付きます。
その利息と借入元本をその都度相殺することを充当計算と言い、利息を充当しない計算方法を非充当計算とか棚上げ計算と言います。充当計算の方が過払い金は増えることになります。

※裁判をしても代理人が訴状の作成や裁判所への出頭を行いますので、依頼者の方が裁判所に行く必要はありません。

ニコスに対し訴訟した場合のニコスの対応

ニコスへ過払い金請求訴訟をした場合,通常弁護士を立てて争ってきます。

そして争点がある場合は,その争点をニコスに有利なように導くような主張をしてきます。また,争点がなくても,3か月以上の取引が空いていれば,その部分を空白期間とみなし,取引の分断主張してきます。

簡易裁判所の事件では通常,1回目は被告が欠席することが多いのですが,ことニコスに関しては,弁護士が1回目から出頭してくることが少なからずあります。

答弁書,準備書面では消費者に不利な計算になるような主張をしてくるのですが,法廷では一転して第1回口頭弁論期日の席上で「和解できませんか?」と代理人の弁護士が和解の提案をしてくることがあります。

提示される金額がある程度の金額であれば良いのですが,その時点でニコスが提案する金額は,一連計算でない金額や利息充当の元金を割った金額であることが往々にしてありますので,満額回収を目指す方は注意が必要です。

早期解決を目指すのであればある程度の金額で和解をする必要はあります。しかし,満額回収を目指す場合は(ニコス側で弁護士が選任されている以上)勝訴判決を取りに行く姿勢で臨まないと,なかなか難しいと思われます。

Memo

取引の分断

取引の分断とは,一度完済後に,シンキとの取引がない空白期間を経て,新たな借入れ等をしている場合,前の取引と後の取引は別個であるとシンキから主張されてしまう場合を取引の分断といいます。

※裁判をしても代理人たる弁護士・司法書士が裁判所への出頭を行いますので,依頼者の方が裁判所に行く必要はありません。

ニコスへの過払い金請求固有のデメリット

過払い請求にも少なからずデメリットがあります。
主な内容としては借入が残っている場合は債務整理になりブラックリストに載るということです。

ニコスの家族カード等複数枚カードをお持ちでないですか?

ニコスの家族カードを奥様やお子様等がお持ちの場合で奥様やお子様が現在でもニコスのカードを利用されているとなると、注意しなければならない事項がございます。

まず第一に、旦那様が内緒でニコスの手続きを進めようとしても、ニコスに対して過払い請求することで、奥様やお子様の家族カードの利用が出来なくなってしまうため、内密にすることは出来なくなります。広い意味での過払い請求のデメリットと言えるかもしれません。

2番目に、信用情報に載ってしまう場合があります。上記でも述べましたが、例えば、直近で奥様やお子様が50万円程、ニコスのカードでお買い物をされている場合で、旦那様のニコスの過払い金が50万円を下回る金額(例えば10万円の過払い)しか発生しない場合、ニコスの残債務が残る関係で信用情報に載ってしまう可能性があります。

以上の点は、1人の方が複数枚のニコスのカードをお持ちで1枚は完済しているけど、もう1枚のニコスのカードは使用しているというような場合にも同様に当てはまります。

  • 家族全員、ニコスのキャッシング分のみならず、ニコスのショッピング分も完済していれば、何の問題もない!!!

銀行のカードローン等に影響はないの?

富山第一銀行(カーディナル)、滋賀銀行(スピードローンジャストサポート)、広島銀行(総合口座プラス30)、南日本銀行(WAZZECA)等、ニコスが銀行等の保証会社となっている場合に、ニコスの残高が残っている状態でニコスに対して過払い請求すると、これらの銀行等に介入していないにも関わらず、これらの銀行等の口座が凍結してしまったり、銀行の追加借入れが出来なくなってしまったりする可能性がありますので、注意しましょう!

  • ニコスに過払い請求をしても、三菱東京UFJ銀行の借入れに影響はない!!!

ニコスの過払い請求を相談する事務所はどう選ぶのか

ニコスへ過払い請求するにあたって専門家へ相談したいけど、インターネットで検索すると事務所が色々とでてきて、どこに相談すればいいのか困惑される人は大勢いらっしゃいます。

弁護士、司法書士と言っても過払い金請求を取り扱っている事務所の中にはあまり良い評判を聞かない事務所もあり、事務所ごと良し悪しがあります。

また、最初は他の事務所に頼んだけど、対応があまりに酷かったためそちらをキャンセルし当事務所に相談にくるケースも良くありますが、着手金等支払っている場合に返金されない可能性があります。

Memo

※やはり最初に良い事務所を選ぶことが重要になりますので、相談する事務所を選ぶ際のポイントをいくつかご紹介させていただきます。

ニコスの過払い金請求は司法書士か弁護士どっちがいいの?

ニコスに限ったお話しではありませんが過払い金や債務整理を扱っている専門家には弁護士と司法書士がいます。
弁護士は皆さんご存知ですが、司法書士の方は聞いてもピンと来ない人も多いようです。

最近はテレビやラジオのCMで「法務大臣認定司法書士」と連呼しているのである程度知名度は上がって来てはいるようですが・・・

Memo

※弁護士と司法書士でどちらを選べばいいのか?手続き内容に違いはあるのか?弁護士と司法書士では依頼する費用に違いはあるのか?

最終的には評判の良い弁護士司法書士、評判の悪い弁護士司法書士もいますので一概にどっちがいいとは言えないところですが、下記にて弁護士と司法書士の違い等詳しく解説していますので、相談をする前にどちらを選べばいいのか?参考にしてください。

ニコスへの過払い金請求の費用

ニコスへ過払い金請求をする場合、多くの人は専門家へ依頼しますが弁護士や司法書士の専門家へ依頼する場合には費用がかかります。一言で費用と言っても事務所ごと色々な名目の費用がありますし、弁護士と司法書士によっても名目が変わったりします。

安いと思っていたのに、結局色々な名目で費用が差し引かれて結局高くつくといことも多いようです。

事務所に依頼する際にかかる費用についてはすべて一律の費用ではありません。
費用設定にはある程度の指針は設けられていますが、事務所ごとに異なります。

それでも弁護士・司法書士という職業柄からどこもそんなに費用の差はないだろうと思っている人も多いですが、内容によっては数万円~数十万円も費用に違いがでます。依頼する事務所を選ぶ際はまずは費用の比較をすべきです。

ニコスへの過払い金返還請求のまとめ

ニコスの過払い金請求への対応は可もなく不可もなくと言ったところです。
裁判所をとおして請求した場合もとおさない場合と比べ、返金期間にあまり変わりはありませんので、利息が大きい人の場合は裁判所をとおして請求することをオススメします。

ニコスのクレジットカードを利用している方や、ニコスが保証している銀行からの借入がある方の場合には注意が必要です。

どれくらい戻ってくるのか?