プロミスへの
過払い金返還請求

プロミスへ過払い金を請求した場合、プロミスはどのような対応をしてくるのか?
どのぐらいの期間で過払い金は返金されるのか?裁判をする場合と裁判をしない場合とに分けて解説します。

  • プロミス
  • 過払い金
  • まとめ

[更新]

対象

200712月以前から利用

満額回収

満額回収可

過払い金回収まで

4〜6ヶ月

君たちやっぱりプロミスだね!!」のテレビCMでお馴染みのプロミス。10年以上前はプロミスの黄色い看板をよく見かけた方も多いのではないでしょうか?現在は、青と橙色の看板に様変わりしておりますが、言わずと知れた消費者金融大手の1つです。18%を超える利息を収受していた時代から利用者が多かったことでも有名です。アイフルやアコムと比較して、消費者金融系大手の業者の中では比較的返還率の高い業者です。

プロミスでの過払い金発生の目安

2007年12月以前から取引があった場合に過払い金が発生する可能性あり

よって、プロミスで借金をしている人全てに過払い金が発生しているわけではありません。

プロミスも2007年12月19日までは、グレーゾーン金利という利息制限法を超える利率で取引を行っていましたので、過去に利用したことがある方は過払い金が発生している可能性があります。
逆にいうと2007年12月19日以降に借入を新規で開始した場合には過払い金が発生する可能性は低くなります。

Memo

※ただし、以前から取引していた場合にすべての人が2007年12月19日に一斉に金利が下がったわけではありませんのでご注意下さい。それ以降も最初の契約どおりの高金利で取引を続けている方もいらっしゃいますので、その点は十分に注意して下さい。

相談者の中には現在や過去の利息を覚えていない方も少なくはないですが、現在ではプロミス含めどの業者も問い合わせれば取引履歴を開示してくれるため簡単に調査可能な状況です。
過払い金はプロミスに限らず多くのキャッシング・カードローンで返金対象のためまずは調査してみることをオススメします。
過去に利用したことがある人は金利の引き直し計算をする価値があります。

プロミスでの過払い金回収までの期間

極論すれば、スピード重視かそれとも金額重視かで回収方法は異なります。

裁判をせずに話し合い(任意交渉)で和解をして過払い金を取り戻す手続きですと、裁判をして取り戻す手続きよりも期間は速くなります(任意交渉のメリット)。しかし、過払金額は値引かれてしまいます(任意交渉のデメリット)。

裁判をして回収を図ると、結論としては過払い金額の満額の回収が見込めます(裁判のメリット)。しかし、取り戻す期間は任意交渉よりも遅くなります(裁判のデメリット)。
もっとも遅くなるといっても、1か月や2か月程度ですので、皆さまが考えているほど大幅に遅くなるということはあまりないです。

取引履歴到着まで
平均14

受任通知送付から取引履歴到着まで平均14日です。

他の業者で取引履歴を取り寄せると早いところでは1週間、遅いところでは3ヶ月かかりますので、取引履歴の送付までは比較的早い業者と言えるでしょう。

請求書送付~和解成立まで
平均21

プロミスへ請求書を送ってから和解が成立するまでの期間の平均は3週間です。

和解成立までの期間は、まずまずの早さです。

和解から返金まで
平均30

返金までの期間は和解内容にもよりますが、和解から2ヶ月程度で返金となります。

他の業者と比較して、まずまずの早さといえそうです。

日数まとめ
平均65

プロミスへの過払い請求をした場合にかかる期間としては以上のとおりです。

受任~返金までのすべての過程において、極端に早いとは言えませんが、かといって極端に遅いともいえない業者です。

プロミスからの満額回収(和解・訴訟)

和解

  • 元金90
  • 3ヶ月後の返還

元金の
90%

プロミスと和解をする場合、事務所にもよりますが、元金の90%ほどで和解となることが多いようです。
しかし満額の返金ではないので金額に納得がいかない場合には裁判を選択することになります。
和解の場合の元金は「利息非充当計算」での元金です。

訴訟

  • 満額
  • 4~6
  • ヶ月後の返還

元金の
満額+α

和解金額では納得いかないという場合には訴訟が必要になります。
しかし裁判をするとなるとやはり時間はかかります。プロミスの場合、第2回期日前に和解となることが多いです。
争点がない場合でも4~6ヶ月程度返還までに期間がかかります。

Memo

利息充当計算とは

過払い金には年5%の利息が付きます。
その利息と借入元本をその都度相殺することを充当計算と言い、利息を充当しない計算方法を非充当計算とか棚上げ計算と言います。充当計算の方が過払い金は増えることになります。

※裁判をしても代理人が訴状の作成や裁判所への出頭を行いますので、依頼者の方が裁判所に行く必要はありません。

プロミスへの過払い金請求固有のデメリット

過払い請求にも少なからずデメリットがあります。
主な内容としては借入が残っている場合は債務整理になりブラックリストに載るということです。以下、事例ごとに見ていきましょう。

クラヴィス問題

以下、申し上げる事項は、最初から最後までプロミスとの取引であった方は問題にはなりません。

最初はプロミスではないところから借入れをしていたのに、途中から取引先がプロミスへ変わっている場合があります。

具体的には、旧リッチ⇒ぷらっと⇒クオークローンと会社名を変更した後、当該会社が貸金業を廃業する際、親会社のプロミスへ契約を切り替えることとしました(2007年6月~2007年10月の間)。

上記会社はタンポート⇒クラヴィスと社名変更し、高金利で貸付を行っていたため、多くの過払い金が発生しておりました。

しかし、クラヴィスは、2012年に倒産してしまったため、このクラヴィスに対して請求しても過払い金はほぼ戻ってきません(裁判所での配当率1.51%)。

そうすると、現存しているプロミスに対して過払い金の請求ができればと考えると思います(クラヴィスに請求をしても、倒産前の段階で2、3割しか戻ってこない状態でした。)クラヴィスに契約が切り替わった分又は債権譲渡された分をプロミスに対して請求しても任意に支払うことはなく最高裁判決が出されるまで徹底的に争ってきました。

この点、最高裁判所は、切替契約(プロミスの窓口か郵送にてプロミスへの契約の切り替えに応じた方)についてはプロミスへ請求できるが、債権譲渡契約(期間内にプロミスに契約の切替えを行わなかった方※)についてはプロミスに請求できないと判示しました。

Memo

※契約期間内に契約の切替えを行わなかった人は2007年10月位に強制的に債権をプロミスへ譲渡されています。

なお、プロミスに債権譲渡され分につき、2009年4月にはクロスシードという会社へ再譲渡され、クロスシードは倒産しております。

よって、プロミスへ請求できるのは2007年10月~2009年3月までの1年半位の過払い金だけということになり、あと3年弱で時効になりますので、十分注意しましょう。

三井住友銀行カードローン、地方銀行カードローン

三井住友銀行カードローンとプロミス過払い金返還請求について

プロミスの借り入れが残っている場合に過払い金返還請求をする場合は要注意です。

例えば、プロミスのみならず三井住友銀行のカードローンの利用もしている場合、三井住友銀行に介入通知を送らなくても、三井住友銀行のカードローンに影響が出てしまう場合があります。

これは、プロミスに介入通知を送ることで、プロミスから三井住友銀行に通知が行き、プロミスが借主の代わりに三井住友銀行のカードローン残債分を返済することがあります。これは「代位弁済」と呼ばれるものです。

具体的には、プロミスの現在の残債務が50万円の状態で、法定利率に基づいて引き直し計算をすることにより、この残債務が無くなって過払い金が100万円発生している状態で過払い金の返還請求の依頼をしても、現時点で三井住友銀行のカードローンの残債務が200万円残っていれば、プロミスの過払い金は三井住友銀行のカードローンの残債務と相殺されてしまいます。

結果、三井住友銀行のカードローンの残債務は圧縮(残債務の額は100万円になる。)はされますが、その反面影響が出てきます。

第1に、三井住友銀行のカードローン利用者の方で口座をお持ちの場合、その口座が凍結してしまい、プロミスが代位弁済するまでの数ヶ月間、引き出し等ができなくなってしまう可能性があります。

第2に、三井住友銀行の残債務が残ってしまう場合、信用情報に搭載されてしまう可能性があります。信用情報に搭載されてしまうことで、今後、一定期間、新たな借入れが出来なくなったり、現在利用しているその他の業者のカードの利用枠に影響(減額されたり、ゼロになってしまう)が生じてしまう場合がございます。

プロミスの借金完済していれば、銀行のカードローンは問題とならないよ!!!

地方銀行カードローンとプロミス過払い金返還請求について

プロミスが保証会社となっている金融機関は、三井住友銀行だけではありません(以下、括弧内は商品名)。
ネット銀行や地方銀行も同様、プロミスが保証会社となっている場合があります。

プロミスの残債務が残っている状態で過払い請求することで、下記の保証会社となっている地方銀行等のカードローンに影響が発生してしまう場合がございます。要注意事項となります。

住信SBIネット銀行、ジャパンネット銀行等のネット銀行、北洋銀行(スーパーアルカ)、きらやか銀行(Do it500)、福島銀行(フリーライフ)、横浜銀行、東和銀行(とんとん)、長野銀行(リベロ)、北越銀行(べんリーナ365)、大垣共立銀行(ザマキシマム)、北日本銀行(フリーローンASUMO)、大東銀行(スマイルポケット)、仙台銀行(エクセレント)、東北銀行(イーノス)、福邦銀行(なんでもザウルス)、東日本銀行(お江戸日本橋カードローン)、筑波銀行(ポケットカードローン)、静岡中央銀行(プレオカード)、福井銀行、但馬銀行(ポケットフリーローン)、みなと銀行(Qポートネオ)、関西アーバン銀行(アーバンカードローン)、西京銀行(さいきょうカードローンチョットポケット)、中国銀行(カードローンコ・レ・カ)、鳥取銀行(らくだスーパーカードローン)、トマト銀行(キューリ)、広島銀行(マイライフプラス)、もみじ銀行(マイカードもみじ君)、愛媛銀行(ひめぎんクイックカードローン)、香川銀行(パパッとカード)、高知銀行(こうぎんセレクトローンZEYO)、福岡銀行、福岡中央銀行(快速ポケットローン)、南日本銀行(WAZZECA)、宮崎太陽銀行(太陽カードローン)、大分銀行(スピーディ)、鹿児島銀行(かぎんカードローン)、佐賀銀行(おきがるポケットカードローン)、親和銀行、筑邦銀行(MYポケットカードローン)、熊本銀行、沖縄銀行(チェキット)、琉球銀行(しあわせのカードローン)等の地方銀行、信用金庫等

プロミスは、全国あまなく保証会社となっておりますので、注意が必要です。

Memo

※ 完済後での手続きであれば他社のカードには影響はありません。ブラックリストの影響がでれば他社のカード等にも影響がでることになります。

ポケットバンク又はアットローンを利用していた方

ポケットバンクを利用していた方

「ポケットバンク」でお馴染みの三洋信販株式会社ですが、2010年10月プロミス(現SMBCコンシューマーファイナンス)に吸収合併され、解散をしております。
よって、ポケットバンクと取引をしていた方は、プロミスに対して過払い金返還請求を行うこととなります。

アットローンを利用していた方

かつて、アットローンと言えば、三井住友銀行のATMコーナー内に設置されていた自動申込機を思い出す方も多いのではないでしょうか?
法定金利内で貸付をしていた会社のため、どれだけ長く利用していたとしても、過払い金自体は発生しない会社です。このアットローンですが、2011年4月1日付けでプロミス(現SMBCコンシューマーファイナンス株式会社)に吸収合併して解散をしております。
よって、今後、アットローン分の残債務を債務整理する方は、プロミスと交渉をしていくこととなります。

プロミスの過払い請求を相談する事務所はどう選ぶのか

プロミスへ過払い請求するにあたって専門家へ相談したいけど、インターネットで検索すると事務所が色々とでてきて、どこに相談すればいいのか困惑される人は大勢いらっしゃいます。

弁護士、司法書士と言っても過払い請求を取り扱っている事務所の中にはあまり良い評判を聞かない事務所もあり、事務所により良し悪しがあります。

また、最初は他の事務所に頼んだけど、対応があまりに酷かったためそちらをキャンセルし当事務所に相談にくるケースも良くあります。しかし、計算手数料を請求されたり、着手金等支払っている場合に返金されない可能性があります。

Memo

※やはり最初に良い事務所を選ぶことが重要になりますので、相談する事務所を選ぶ際のポイントをいくつかご紹介させていただきます。

プロミスの過払い金請求は司法書士か弁護士どっちがいいの?

プロミスに限ったお話しではありませんが過払い金や債務整理を扱っている専門家には弁護士と司法書士がいます。
弁護士は皆さんご存知ですが、司法書士の方は聞いてもピンと来ない人も多いようです。

司書と間違えられたり、行政書士と間違えられたりすることはザラです。

Memo

※弁護士と司法書士でどちらを選べばいいのか?手続き内容に違いはあるのか?弁護士と司法書士では依頼する費用に違いはあるのか?

最終的には評判の良い司法書士・弁護士、評判の悪い司法書士・弁護士もいますので一概にどっちがいいとは言えません。下記にて司法書士と弁護士の違い等詳しく解説していますので、相談をする前にどちらを選べばいいのか?参考にしてください。

プロミスへの過払い金請求の手数料について

プロミスへ過払い金請求をする場合、多くの人は専門家へ依頼しますが弁護士や司法書士の専門家へ依頼する場合には手数料がかかります。一言手数料と言っても事務所ごとに名目が異なります。また、弁護士と司法書士によっても名目が変わったりします。

広告を見て「安い」と思っていたのに、契約の際には、結局色々な名目で手数料が差し引かれてしまい、結局高くつくといことも多いようです。

事務所に依頼する際にかかる手数料についてはすべて一律ではありません。
費用設定には弁護士・司法書士共にある程度の指針は設けられていますが、事務所ごとに異なります。
また、指針に従わず、より高額な報酬を取っている事務所も存在します。

それでも弁護士・司法書士という職業柄からどこもそんなに費用の差はないだろうと思っている人も多いですが、事案により数万円~数十万円も費用に違いがでます。依頼する事務所を選ぶ際はまずは手数料の比較をすべきです。

プロミスへの過払い金返還請求のまとめ

プロミスは消費者金融の中では過払い金請求への対応は良いといえます。
しかし、プロミスとの取引が古い方は合併等が絡んできたりして、少し複雑になりますし、過払い金が発生しない場合とか、発生していても回収ができない状態だったりもしますので、最初はプロミスとの取引ではなかったのに、後から取引先がプロミスに変わった方などは注意が必要です。

プロミスは銀行との繋がりが多いので、銀行からの借入がある人がプロミスへ過払い金請求を行う際は慎重に行うべきでしょう。

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