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任意整理したら信用情報はどうなるの?信用情報の正体・対処法徹底解説!

任意整理をすることで借金の返済が楽になります。
ただし、信用情報機関に事故情報が登録されてしまうことをご存じですか。
事故情報として載ると、数年間は取り消しができず、さまざまなデメリットが出てきます。
つまり、任意整理をする前には、事故情報が登録された時のデメリットを理解しているといいでしょう。
これから、信用情報機関の概要と事故情報が登録された時のデメリット・登録後はどうすればいいのかをご説明します。


司法書士法人相澤法務事務所は2009年東京都板橋区にて開業2019年で10周年を迎える。
開業当初から「依頼者ファースト」を軸に少数精鋭スタッフにより事務所を運営。
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司法書士法人相澤法務事務所

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代表司法書士 相澤 剛

信用情報とは

信用情報はローン契約やクレジットカードの申込をする際に必要な情報のことです。
ローンを組む時やクレジットカードの決済をする場合には、必ず信用情報を登録します。
登録する内容は、氏名や住所・電話番号などの個人情報です。
その他にも契約内容や支払い状況・遅延情報・分割払いの回数など、徐々に情報は蓄積されていきます。
信用情報をもとに金融機関は取引を決めることが多く、悪い情報が記載されている人は、ローンやクレジット決済などの信用取引はできないのです。
信用情報はその人の信用度合いを判断するために重要な情報で、信用情報機関が管理をしています。

信用情報機関

信用情報を取り扱う信用情報機関は「JICC」「CIC」「KSC」の3つがあります。
3つそれぞれの機関は、加入している金融機関や会社が異なることが特徴です。
ただし、それぞれの機関が持っている情報は、全て共有されています。
よって、他の機関の情報を参考にしている場合もあるでしょう。
これから、信用情報機関である3機関の特徴をご説明します。

JICC

JICCは「日本信用情報機構」の略語で、国内の信用情報機関の一つです。
消費者金融の業者が中心になって設立したため、消費者金融会社の8割が加入しています。
また、JICCは「全業種横断型信用情報機関」である「株式会社シーシービー」と経営統合しました。
よって、国内では最大の信用情報機関となっています。
任意整理をする際、「債務整理をするための受任通知」を債権者に送りますが、その受任通知を送った時点で事故情報が登録されることが特徴です。
JICCにおける事故情報の保有期間は、延滞の場合は延滞解消から約1年ですが、任意整理や個人再生・自己破産などの債務整理は約5年、借入やローン契約も約5年とされています。

CIC

CICは「指定信用情報機関」として、クレジット会社が共同で出資して設立した信用情報機関です。
「貸金業法」や「割賦販売法」に基づいた、ただ一つの指定信用情報機関とされています。
CICにおける事故情報の登録期間は「返済の延滞をしてから」です。
CICの場合、入金予定日よりも一定期間を経過すると、5年間は延滞の事故情報が登録されます。
任意整理などの債務整理も5年間は登録されるのです。

KSC

KSCは「全国銀行個人信用情報センター」の略語です。
一般社団法人の「全国銀行協会」が設置し、運営をしています。
消費者信用における円滑化が目的の信用情報機関で、多重債務者を作らないことも目的の一つです。
事故情報は「延滞しているお金の完済日」から登録され、登録期間は約5年間になります。
債務整理では、延滞や債務整理に関する契約情報・その後の返済状況などの履歴も残ることが特徴です。
また、KSCの管理情報は、官報に公告した「破産・民事再生手続き開始決定等の記載」も含まれます。
任意整理は官報には載りませんが、個人再生や自己破産をした場合は当該決定日より10年間を超えない期間で残ってしまうのです。

任意整理すると事故情報が登録されるのか

任意整理は裁判所を通さない手続きですが、信用情報機関に事故情報として登録されてしまいます。
官報などには載りませんが、事故情報は金融機関などで共有されてしまうのです。
ここでは、「どのような処理をされるのか」と「登録される期間」をご説明します。

事故情報として処理される

弁護士や司法書士に依頼して任意整理をする場合、最初に「受任通知」を送ります。
受任通知は「専門家が任意整理の手続きを引き受けた」と、債権者に伝える書類です。
受任通知を受け取った債権者は、債務者への取り立てができなくなり、返済も一時的に止まります。
債権者側にとって、任意整理をする債務者は信用できない相手になるでしょう。
よって、債権者側から信用情報機関へ連絡し、「事故情報」として追加するのです。
事故情報は俗に「ブラックリスト」とも呼ばれています。
ただし、実際にはブラックリストは存在せず、信用情報機関の事故情報がそれに該当するのです。
一度、事故情報が載ると、一定期間を経過するまでは抹消されません。

5年間登録される

任意整理の場合、信用情報機関で事故情報が登録される期間は約5年です。
5年間で問題が起きなければ、登録された情報は抹消できます。
しかし、事故情報が抹消されるのは「業者と和解し、任意整理をした時から5年」です。
よって、任意整理の登録をした日ではありません。
また、任意整理をする前に延滞していた場合は、一定期間延滞した時点で事故情報が登録されています。
ただし、任意整理で和解した日から5年になるため、5年以上登録される人もいるでしょう。

信用情報機関で事故情報が抹消されるのは、ちょうど5年というわけではありません。
外部へは、抹消される基準は5年と公表していますが、内部処理などで時間がかかる時もあります。
よって、一般的に5年としているのです。
また、5年間の間に問題が発生した時は、事故情報が更新される場合もあるでしょう。
例えば、任意整理をしたにも関わらず、延滞を繰り返す場合や他の債務整理に切り替えた場合などです。
その時には、その時点での事故情報が更新されていきます。

事故情報が登録されるとどうなるか

信用情報機関に事故情報が登録されてしまうと、どのようなことが起こるのでしょうか。
これから、具体的に起こりえるリスクとして「カードが使えなくなる」「分割払いやローンが組めなくなる」についてご説明します。

カードが使えなくなる

事故情報が登録された場合、クレジットカードは使えなくなるのが一般的です。
カード会社は、自社が所有する情報だけでなく、信用情報機関の情報をもとに、他社での借入や延滞がないかを確認しています。
これらの情報をしっかりと把握することで、多額の借金や多重債務を防いでいるのです。
よって、他社のカードにおける契約状況や返済状況も含めて、定期的に審査し、延滞を繰り返す人には使用停止や限度額の変更をしています。
つまり、延滞などで事故情報が登録されると、今まで通りにはカードが使えなくなるでしょう。

任意整理などの債務整理をした場合には、カードは強制解約となり、没収されます。
すでに所有しているカードで新たな借金を作らないための方法です。
金融機関側はすぐに使用を止めるため、債権者が受任通知を送った時点で止められる場合が多いでしょう。
強制解約で没収されたカードは、再発行できないことが特徴です。
また、新規でクレジットカードを作成したい場合でも、金融機関は事故情報を参考にしているため、審査には通りません。
よって、新しいクレジットカードの作成もできないのです。

分割払いやローンが組めなくなる

分割払いやローンを組む時にも、信用情報機関の事故情報を参考にしています。
よって、分割払いとローンも利用できなくなるでしょう。
ローンが組めないということは、大きな買い物はできなくなり、住宅や車などの高額な買い物は厳しくなります。
また、スマートフォンやタブレットを購入する際、本体を分割払いにする方法もありますが、これも利用できません。
つまり、スマートフォンやタブレットなども、一括払いにしなくてはならないのです。
さらに、事故情報が登録された人は、保証人にもなれません。
借金の保証人になる人は、債務者に代わって返す義務もあるため、返済能力が低いと判断された人は保証人になれないでしょう。

事故情報が登録されたらやること

事故情報として登録された後は、取り消されるまでの一定期間は待つしかありません。
しかし、一定期間を待っている間には、「定期的に収入を得る」「申し込みブラックにならない」の2点を意識した方がいいでしょう。
これから事故情報が登録された後の注意点をご説明します。

期間を待つ

任意整理で事故情報が登録された場合、抹消されるまでの一定期間は待つしかありません。
定められた期間は解除されないため、問題を起こさずに待つのがいいでしょう。
事故情報が登録されているかを確認するためには、信用情報開示請求をするのが有効です。
例えば、5年間経過したと判断した後に信用情報開示請求をすると、抹消されているかが分かります。
抹消後はクレジットカードの新規作成やローン契約も可能です。
よって、抹消されたことを確認してから、新しく手続きするといいでしょう。

定期的に収入を得る

事故情報は延滞や債務整理などの情報ですが、信用情報には氏名などの個人情報だけでなく返済能力も記載されています。
よって、定職に就いていない人や収入が不安定な人は、返済能力が低いと判断される場合が多いでしょう。
ローンを組む時やクレジットカードの契約時は、返済能力があるかを信用情報機関で確認しています。
つまり、事故情報が抹消されていても、支払い能力が低いと不利になるのです。
事故情報が抹消された後に新規でクレジットカードを作成したい時には、定期的に収入を得るのがいいでしょう。
収入がないと契約はできないため、安定した収入を得ていることが必要です。

申し込みブラックにならないようにする

申し込みブラックになるのは、短期間で複数の金融機関から新規で連続借入している場合です。
このような申し込みをしていると、「経済的に困っているのではないか」と判断され、新規のクレジットカードやローンの審査に通りにくくなります。
申し込みブラックになるのは、「1ヶ月以内に新規借入を3社以上した場合」です。
よって、2社までにとどめておけば、申し込みブラックになる可能性は低くなります。

任意整理すると事故情報として5年間登録されます

任意整理をすると、信用情報機関の事故情報に5年間登録されてしまいます。
5年間を経過しないと解除されることはないため、任意整理の前にその事実を知っておくといいでしょう。
事故情報が登録されている期間は、新規のクレジットカード契約ができず、ローンを組むこともできません。
よって、事故情報が登録されている期間にお金の使い方を見直し、抹消後は新しい生活ができるように準備をするといいでしょう。

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