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セゾン過払い金の回収目安・期間・手続きの流れ・デメリット

「永久不滅ポイント」で有名なセゾンは、老舗のクレディセゾンが発行するクレジットカードです。
西武グループの一企業で財政力も問題なし、過払い金の返還には前向きに応じてくれます。
セゾン過払い金の発生は、2007年7月13日までに同社と取引を開始したユーザーが対象。

また、UCカードも同じくクレディセゾンが請求の窓口です。
ショッピングリボは関係なく、キャッシングに限定される点も押さえてください。
こちらでは、セゾン過払い金の特徴、回収額と入金までの期間の目安、手続きの流れ、デメリットなどについてご説明します。

セゾン過払い金の特徴

使い勝手のよいクレジットカードとして人気のセゾン。
このカードも以前は24~28%の高金利で貸し付けを行っており、以前にお金を借りていたことのあるユーザーは過払い金が出るかどうか確認してください。

西武グループだから倒産のリスクなし

過払い金がどれくらい戻ってくるか、業者の対応がソフトかハードか。
そのあたりの指標となるのが業者の資金力。セゾンはデパート大手の西武グループ傘下に属するクレジット業者という性質上、倒産の懸念はないでしょう。

しかもイメージ重視の流通系で、無駄な抵抗や無理な反論をしてくる心配もありません。
同じく大手流通系クレジットにエポス(マルイ)がありますが、基本的にこちらと同じスタンスと考えてよいでしょう。

セゾン高金利は2007年7月13日まで

セゾンは、2007年7月14日から一斉に正常金利での貸し付けをスタートさせています。
セゾンユーザーで過払い金が戻るとしたら、それ以前にキャッシングの新規契約を結んでいた方です。

法定金利の切替のタイミングですが、クレジットカードは改定日をもってすべての契約で15~18%の金利に引き下げられています。

金利改定後も変わらず高い利息のまま取引を続けていた方も多かった消費者金融カードと、この点で違いがあります。
そのため、取引開始日が金利改定日と近かったら、戻ってくるお金も少額かもしれません。
なお、ショッピングリボははじめから20%以下の金利のため、過払い金とは無関係です。

セゾン和解の方法と回収額の目安

クレジットユーザーの間で評判のよいセゾンは、過払い金請求の対応もソフトです。
話し合いだけの和解交渉で過払い金元本を満額支払ってくれます。
入金までの期間も非常にスムーズです。

セゾン過払い金の返還金目安(裁判なし・裁判あり)

これまでの相澤法務事務所での実績をもとに、対セゾン過払い金請求の回収目安を以下に記します。

【セゾン過払い金の返金割合と期間の目安】

スピード回収コース
(裁判なし)
じっくり回収コース
(裁判あり)
返還割合 100% 100%+利息
返還期間 3~4ヶ月 5~7ヶ月

過払い金交渉には、「裁判なし=スピード解決・回収額は妥協」「裁判あり=元本100%回収・解決は遅い」という法則がありますが、セゾンに至ってはそれがあてはまりません。

スピード回収コース

セゾンに請求書を送付し、電話で和解額を提示。
元本に関しては相手も値切ることなく、こちら側の請求額を受け入れてくれます。
入金までも3~4ヶ月程度と非常にスムーズです。

じっくり回収コース

利息まで請求しようと思ったら、訴訟提起の必要があります。
過払い金利息とは、過払い金が発生したときから年利5%で付される利息で、元本に充当されます。

過払い金発生から請求までのタイムラグが長いほど、請求の利息額は高くなるでしょう。
元本&利息の返還請求で裁判を起こすと、依頼から入金まで5~7ヶ月程度かかります。

セゾンの過払い金は自分でも取り戻せる?

セゾンが相手でなくても、業者から過払い金を取り戻すための交渉は自分でもできます。
注意したいのは、専門家と個人では、業者の対応がガラリと変わることです。

セゾンといえど本音は「値切りたい」ですから、専門知識のない個人を相手にすれば強気で出てきます。

また、裁判手続きのための書類作成、平日の訴訟期日に裁判所に出廷しなければならない拘束性など、さまざまなデメリットがあります。

個人請求だと確かに報酬を支払わずに済みますが、果たしてそれ以上のメリットがあるのか、半額の回収程度で満足できるか、しっかり考える必要があるわけです。

【本人交渉の回収目安】

訴外和解 訴訟和解
過払い金元本の5~8割程度 過払い金元本の5~10割程度(利息含む)

対セゾン過払い金請求は以下の流れで進みます。

1. 取引履歴の開示請求。電話もしくはセゾンカウンターにて
2. 引き直し計算
3. セゾン過払い金窓口に請求書と計算書を送付
4. セゾン担当と電話交渉→まとまれば和解・示談書作成
5. 電話交渉で決裂すれば、訴訟提起へ
6. 訴訟のための訴状作成。簡易(地方)裁判所に提出
7. 裁判所から呼出状が送付され、期日決定
8. 口頭弁論~判決

口頭弁論は多くて第4回まで開かれますが、うまくいけば第1回でセゾンが折れ、和解に応じてくれるかもしれません。
取引の分断などの争点があるとセゾン側も時効を主張してくるため、苦戦が予想されます。

相手が判決まで粘れば相当な長期化となります。本人訴訟は、長期スケジュールに対応できるかどうか踏まえたうえで判断してください。

セゾン過払い金請求手続きの流れ

セゾン過払い金には次のような特徴がみられます。

セゾン過払い金交渉の傾向

1. 西武グループで資金力は安定、返還請求にもソフトに対応
2. 裁判なしの話し合いのみで元本100%回収も可
3. 利息返還を請求するなら、早期に訴訟提起するのが吉

以下の条件の方がセゾン過払い金をご依頼された場合の手続きをシミュレーション。

100万円・利息30万円(年5%)

<交渉前の準備>
取引履歴を自分で取り寄せた場合、その後の手続きがスムーズ。

<回収方法>
スピード回収orじっくり回収。利息分を妥協できるなら、スピード回収がおすすめ。

<入金日>
訴訟和解だと、入金まで半年程度がまん

まずは電話などでご相談

まずはお電話にて、セゾンとの取引期間、返済額などの情報について、覚えている範囲でお答えいただきます。
取引開始日が2007年7月14日以降だと、過払い金は出ないと分かります。

はやければこの時点でセゾンに受任通知を送付。
とりあえず調査のみの場合、正式な受任通知は待って調査通知に留めることも可能です。

なお、まだ借金が残っている方は、任意整理になる恐れもあるため調査通知のほうがおすすめです。

取引履歴の開示

一連の取引内容を調べるために、セゾンに取引履歴の開示を請求します。
セゾンの開示期間はこれまで平均2ヶ月でしたが、2019年5月現在の情報ではセゾン取引履歴開示まで平均20日となっています。
取引履歴の開示請求は個人でも可能です。
事前にデータがそろっていれば、その後の計算や請求書の送付もスムーズに運びます。

過払い金額の確定

取引履歴をもとに、過払い金額を算出します。
自分で計算することも可能ですが、念のため事務所でも計算して間違いを防ぎます。

一週間程度お時間を頂戴し、計算結果をすみやかにご報告。
正式なご依頼のために来所していただくことになります。

事務所での面談

過払い金請求や債務整理では、依頼者と専門家が面談し本人確認する決まりです。
関東近郊であれば基本的に来所、地方であればこちらからお伺いさせていただきます。

費用、回収額と期間の目安、交渉方針の説明を受け、納得いただいたら契約書にサインをしていただく流れです。

返還交渉

返還交渉は、裁判するかしないかの二者択一です。
セゾンの場合は任意和解でも元本の満額返金に応じてくれるため、どちらを選ぶかの決めては利息返還への対応ということになるでしょう。
スピード回収の場合、請求書発送から当日にセゾンに電話。

はやければ当日、遅くともその翌日にセゾンから和解の提案がなされます。
じっくり回収の場合は、訴訟提起し、1ヶ月ほどでセゾンと和解成立へ。
和解案を依頼者に確認いただいてから訴訟を取り下げます。

入金

セゾンから返還された過払い金は、まず当事務所の口座に振り込まれます。
相澤法務事務所では、成功報酬のみを差し引いて依頼者指定の銀行口座にお振込みします。

スピード回収 じっくり回収
成功報酬 元金の18% 元金の23%
入金額 82万円 100万1000円(利息含む)
入金日 交渉開始から約2ヶ月 交渉開始から約5ヶ月

元本100万円の回収に成功した場合、費用は裁判なしで18万円、裁判ありで23万円です。
じっくり回収の場合は、元本に利息を上乗せした金額が振り込まれます。

完了

最後に、以下の書類一式が返却されます。

● 業務報告書
● セゾン取引履歴原本
● セゾン和解書原本
● 報酬の領収書

返却方法は、郵送もしくは来所いずれかをお選びできます。

セゾン過払い金請求のデメリット

セゾン過払い金請求で、関連カードは解約となります。
返済中の方はブラックリスト登録に注意してください。

クレディセゾン・UCカードも解約

セゾン過払い金請求と同時に、カードは解約され、その後の利用はできなくなります。
セゾンだけでなく、関連カードのUCとの取引も終了です。

過払い金が出るのはキャッシングだけですが、ショッピング枠に支払いが残っていれば手続きに進めないため、すべての支払いを終えてからの請求となります。

インターネット料金、携帯電話代、公共料金など、セゾンカードの引き落とし決済を利用中の方は、事前に支払い先の変更をしておくと、その後の手続きがスムーズです。

クレジットカード過払い金請求は、ショッピング枠や引き落としサービスとの関係で、手続きが多少複雑なのがデメリットです。

返済中の請求はブラックリストに注意

ショッピング枠に借金が残ったままの過払い金請求は、その後のクレジット利用に影響を及ぼすかもしれません。
ショッピング枠の残債は過払い金で相殺されるかたちとなり、借金がゼロになればめでたく完済。

ゼロにならなければ、任意整理扱いとなり、ブラックリスト登録に。
過払い金回収後も引き続きクレジットカードの利用を考えているのなら、この状況は好ましくないでしょう。

望まないブラック入りを防止するには、相談時に受任通知を遅らせてほしい旨を伝えて、とりあえず過払い金がどれくらい出るのか調査のみ頼む方法を選んでください。

過払い金で残債を相殺できると分かった段階で受任通知を送付すればよいのです。
借金が残るのであれば、請求をストップしてまずは完済に全力を向ける方法を選んでもよいでしょう。

返済中の方は、現在の借金額がどれくらいか、過払い金はどれくらい戻ってきそうかある程度把握してからの請求をおすすめします。
この場合、自分で取引履歴を取り寄せ、計算も自分でする方法が役に立つでしょう。

セゾン過払い金請求の費用

セゾン過払い金請求の費用は、依頼先の事務所によって異なります。
手数料は事務所ごとにバラバラで、一番安いところと一番高いところではかなりの差があります。
同じ業者が相手で、取引内容や業務の手間が大きく変わるわけでもないのにこうも費用が違うのは、利益優先で動く事務所が多いことの表れでしょう。

基本報酬、着手金、事務手数料などの費用を請求する事務所への依頼は負担が大きく、戻ってくるお金も大幅に減ってしまいます。
セゾン過払い金請求の費用を抑えるには、単純に手数料の安い事務所に依頼すればよいのです。
なおかつ、交渉力の有無も重視します。
高額な費用で知られる大手事務所と相澤法務事務所の手数料を比較します。

相澤法務事務所 大手事務所
基本報酬 なし 1社あたり5万円
成功報酬 裁判なし 裁判あり 裁判なし 裁判あり
18% 23% 20% 25%
減額報酬 なし 減額分の5~10%

基本報酬は、過払い金回収に成功した場合に事務手数料として引かれる報酬です。
この費用を設定する事務所に依頼するだけで、5万円も損をします。

基本報酬を請求する大手事務所は、請求しない事務所より事務サービスの精度が高いのでしょうか?
そのサービスに5万円払ってよいと思えるほどの価値はあるのでしょうか?

事務的サービスといっても、取引履歴の開示と引き直し計算は個人でやろうと思えばできるのです。
専門性が求められるのは業者との交渉のほうで、だからこそ相澤法務事務所では成功報酬のみをいただくスタンスです。
「知名度が高い=実力がある」「メジャー=安心」ではないことをご理解ください。

セゾン過払い金請求 Q&A

Q:UCカードも過払い金請求できますか?

A:可能です。請求先はセゾンです。

UCカードはクレディセゾンが発行するクレジットで、2007年6月10日まで27.8%で貸し付けを行っていました。
クレディセゾンとは会社名で、セゾン・UCはともに同社が発行するクレジットブランドです。

UCはもともと単独カードでしたが、2006年にクレディセゾンと合併したため、過払い金の請求先はセゾンになります。
UCカードの過払い金対応はセゾンとほぼ同じと考えてよく、回収額や入金までの期間の目安はセゾン情報を参考にしてください。

取引履歴の取り寄せも、請求先はセゾンの過払い金窓口です。
ほかのクレジットカード同様、過払い金が発生するのはキャッシングのみで、ショッピングは無関係です。

なお、過払い金請求後のカード利用はできません。
UCカード、セゾンともに解約となります。
UCカードのショッピング枠に支払いが残ったままだと手続きに支障が出るため、支払い状況の確認は忘れず行いましょう。

Q:セゾンカードを過払い金請求後、UCカードは継続して使いたいのですが、できますか??

A:残念ながら、セゾンへの過払い金請求でUCカードは利用できなくなります。

セゾンカードもUCカードも別のクレジットカードですが、発行元はともに株式会社クレディセゾンです。
セゾン過払い金を請求すれば、UCへの影響は避けられず、利用もできなくなります。

そのため、セゾン過払い金請求ではUCカードの残債や支払い状況の確認も大切です。
UCカードの支払いが残ったまま請求すると、手続きが進まない恐れが十分考えられます。
手続きをスムーズに運ぶには、セゾンとUCカード、それぞれのキャッシング枠とショッピング枠の借金をゼロにしてから請求しましょう。

なおかつ、クレジット引き落としも残っていないか確認します。
支払い方法の変更などに時間がかかるかもしれません。
このように、クレジットカードの過払い金請求は、ショッピング枠との関係、支払い先への影響など、何かと面倒なことが多いのです。

セゾン・UCカードに限らず、すべてのクレジットカードにあてはまりますので、ほかのカードの過払い金請求を予定している方は留意してください。

Q:セゾン過払い金調査は自分でできますか?

A:可能です。取引履歴の取り寄せも計算も難しくありません。

弁護士・司法書士への依頼でも構いませんが、ご自身でセゾン過払い金の調査もおすすめです。
それほど難しくもなく、すぐに交渉に入れて入金までもはやまるからです。

返済中の方であれば、過払い金額がある程度判明するため、ブラックリスト防止にも役立ちます。
手順としては、「セゾンに電話して取引履歴の開示を請求」→「郵送または店舗にて取引履歴を取得」→「計算ソフトを使って引き直し計算」の3ステップで完了。

パソコン環境が整っていれば比較的簡単に調査できるでしょう。
計算ソフトは無料でダウンロードできますし、何も負担はありません。

大手事務所の無料診断を利用して営業を受けるよりは、多少労力を払っても自分で調査するほうが有益です。
参考までに、セゾンプレスリリースからセゾン・UCカードの過払い金発生目安が分かる表を抜粋します。

改定前金利 改定後金利 適用日
セゾン 24~25% ~18% 2007年7月14日
UC 27.8% ~18% 2007年6月11日

Q:セゾンに過払い金請求すれば、永久不滅ポイントも消えるのでしょうか?

A:ポイントサービスについては、セゾンに直接確認したほうがよいでしょう。カードは解約となります。

セゾンの代名詞ともいえる「永久不滅ポイント」。
使えるポイントは有効期限もなく、いろんなカードと連動して無尽蔵に貯まっていくシステムです。

このサービスが魅力でセゾンに入会した人も多いでしょうが、セゾンに過払い金請求するとおのずとカードは解約となるため、ポイントは永久消滅する可能性も。

とはいえ、これはセゾンに直接確認したほうがよさそうです。
永久不滅ポイントはさまざまなカードと連動しており、転用・転嫁などができれば使えたとしてもおかしくないでしょう。

セゾンの担当者に聞けば、そのあたりの方法を教えてくれるかもしれません。
もしくは、過払い金請求する前にポイントをすべて使い切る方法もあります。

貯まったポイントをみすみす消滅させるのはもったいない話ですので、食事やショッピングなどに使ってしまいましょう。
忘れてはならないのが、過払い金請求すればカードは利用できなくなる、ということ。

これで永久不滅ポイントと完全にサヨナラしなくてはならないのです。
同様のサービスはほかのクレジットカードにはなかなか見当たらないため、そのあたりのことも踏まえて過払い金請求してください。

Q:セゾンへの過払い金請求で西武百貨店のサービス利用に影響ありますか?

A:それはないと考えてよいでしょう。過払い金はあくまでセゾンとセゾンユーザーの問題です。

セゾンが西武グループ傘下のクレジットカードとはいえ、過払い金請求の余波を西武百貨店の利用で受けるとは考えられません。
西武がセゾンと過払い金請求の情報を共有するとも考えにくく、西武側になんらメリットのない話ではないでしょうか。
西武がそんな陰湿な企業であれば、セゾンの過払い金請求返還に後ろ向きの姿勢を見せるでしょうし、資金援助などもしないでしょう。

そのため、西武百貨店でのお買い物は安心して続けてください。
セゾンへの過払い金請求で影響を受けるのは、クレディセゾン発行のクレジットカードのみと考えて差し支えありません。

過払い金請求は正当な権利であり、なんら後ろめたいことはありませんので、グループ企業のことは考えず、堂々と請求しましょう。

Q:訴訟提起すれば、本人請求でもセゾンから過払い金元本満額取れるのではないでしょうか?

A:訴訟提起であれば可能でしょう。ただし、分断などの争点があれば長期化は避けられません。

基本的に、どの業者も個人からの請求には厳しい対応で、大幅な減額を主張してきます。
優良業者のセゾンも例外ではなく、電話交渉だけなら元本の5割で手を打とうとします。

一切妥協しない立場で個人請求するなら、裁判に持ち込むしかないでしょう。
この方法だと、弁護士・司法書士に支払う報酬をカットできて、取り分も多くなります。

ただし、本人訴訟には時間と労力、手間暇がかかるものです。
仕事の合間をぬって裁判所に通い、書類も書く状況が半年以上も続くと、ストレスもたまるかもしれません。

争う余地がまったくないのなら解決もスムーズでしょうが、利息や取引の分断をめぐってセゾンが反論してくると、裁判の長期化が予想されます。
次のような条件がそろう方は本人訴訟が向いているかもしれませんが、そうでない方は無理をせず専門家への依頼をおすすめします。

● 平日もフットワーク軽く動ける
● セゾン過払い金に争点らしい争点は見当たらない
● 長期の拘束も煩雑な書類集めも苦にならない
● 地元に過払い金請求の専門家がいない

Q:セゾン過払い金請求の依頼先は、弁護士と司法書士で大きな違いはありますか?

A:基本的にありません。資格の違いにあまり惑わされないことが大事です。

世間には何となく、「弁護士のほうが法務スキルが高い」「司法書士は法律相談に慣れていない」といったイメージがあるかと思います。

あまり縁がない世界でもあり、イメージ先行な面は仕方ありませんが、高い報酬を払って大切な交渉を一任する以上は、確かな情報をもとに判断を下すことが望まれます。

過払い金返還の円満和解は訴訟提起によって比較的容易にもたらされ、それほど高度な交渉スキル、法律知識が求められるわけでもありません。

返還額が事務所によって大きく変わるのは、交渉スキルよりも、専門家の考え方や経営方針、価値観に起因するところが大きいといえます。

「依頼者のことなど一切考えない、お金儲けだけできればよい」と考える専門家なら、適当に交渉を打ち切って報酬だけしっかりもらうでしょう。

「過払い金はビジネスではない。とにかく依頼者のためにがんばる」との信念を持つ専門家なら、経営を度外視した低報酬で引き受けてくれるかもしれません。

これらは極端な例ですが、要はいろんな弁護士がいて、いろんな司法書士がいるということです。
事務所の信頼性や費用の高い・安いに関する情報は、インターネットで比較的簡単に取得できます。
どんな職業についてもいえることですが、ジャンルだけで一括りにしない視点が大切です。

Q:セゾンに過払い金請求したいのですが、借金がまだ残っています。急がないと時効になることはないですか?

A:時効は完済日が起算日となるため、今の時点で慌てる必要はありません。

永久不滅ポイントなど魅力的なサービスを打ち出すセゾンカードは大変人気で、グレーゾーン金利時代から継続して利用中の方も多いことでしょう。

「過払い金があるのは分かっているけど、まだ完済してないし・・・」と焦る必要はありません。
時効は完済日から数えて10年ですので、まだ返し終わらないうちは請求する権利は残されています。

ただ、現時点では過払い金の返還に前向きなセゾンでも、経営や財政の変化で方針が変わる可能性はゼロではありません。
その意味でいえば、はやめに請求を済ますのが無難という見方もできます。

もちろんブラックリストとの兼ね合いを考えるのが大前提です。
時効に話を戻すと、「取引の分断」で考慮すべきケースもあります。

過払い金が出る期間の借入額を返し終わった後、取引を再開すると、前の完済から10年経過しても一連取引とみなされ時効を免れることがあります。

その場合、ふたつの取引が同じであるか別個であるか、空白期間や契約形態をめぐって裁判で争うことになるでしょう。
一般的な時効と分断がからむ時効、ふたつの概念があることを頭に入れておいてください。

Q:セゾンのショッピングリボを20年近く利用しています。相当な額を借金してきたのですが、過払い金は出ないのでしょうか?

A:いくらショッピングリボで借金しても、過払い金は発生しません。

過払い金の発生は、借金の総額や取引の長さではなく、法定外の利息を払ったかどうかで決まります。
この条件を満たすのは、主に2007年以前にお金を借りていたキャッシング・ユーザーです。

ショッピングリボも銀行カードローンも、はじめから法定利息だったため、過払い金とは関係ありません。
セゾンなどのクレジットカードでいくらショッピングリボの支払いを続けても、戻ってくるお金はもともとないのです。

ただ、むかしショッピングリボを利用しながらキャッシングもしていた時期がないか、確かめてみてもよいでしょう。

記憶がないだけで、調べてみると当時高い利息での借入記録があった、などの話は珍しくありません。
クレジットカードには、「ショッピング枠」と「キャッシング枠」が同居しており、限度額内であればいつでも現金を引き出せるような仕組みです。

過払い金の有無は関係なしに、調べるだけでも価値はあります。
取引履歴の取り寄せは簡単で、セゾンに電話で本人確認してもらえば郵送してくれます。
お金もかからないため、気になる方は一度調べてみることをおすすめします。

Q:セゾンのカードはすでに解約したのですが、過払い金があるのに気づきました。解約後の請求はできますか?

A:できます。手続きに何の影響もありません。

「カードを解約すれば過払い金請求できないのでは?」と聞かれる方もいますが、解約しても過払い金は戻ってきます。
解約したからといってクレジットヒストリーが消えるわけではなく、請求の権利が失われることもありません。

解約済みということは、支払いも残っておらず、すべての借金を返し終わっている状態ですので、何のリスクも影響もなくセゾンに過払い金請求できます。
また、カードの現物がなくても問題ないので、安心して請求の準備を進めてください。

「解約したつもりだけど、ちょっと記憶があいまい」という方は、クレディセゾンに直接確認しましょう。

クレジットカード会社は、優良顧客に対してはDMなどを送って再利用を促す傾向があるため、解約後にまた借りた記録が残っているかもしれません。
正確さを期すのであれば、念には念を入れて調べることをおすすめします。

大手信販会社に分類されるクレディセゾン。
永久不滅ポイントで有名で、利用されているかたはとても多いです。
そんな大手クレジットカード会社のセゾンですが、キャッシング取引を行っていたかたの中には過払い金が発生している人がいらっしゃいます。

クレディセゾンでの過払い金発生目安

セゾンで取引をしていた人すべてに過払い金が発生するものではありません。
セゾンも以前は高金利で貸し付けを行っていましたが、2007年7月13日以降は利息を見直していますので、それ以降に借り始めたという場合には過払い金は発生しません。
現在からですと10年以上前ぐらいから借りていたという人に過払い金が発生する可能性があるということになります。

しかし、10年ぐらい前の利息なんて覚えていないという方もいらっしゃると思います。
そのような場合はご自身でクレディセゾンから取引履歴を取り寄せると、過去の利息を確認することができます。
業者には電話するとなると不安になる人もいますが、取引履歴の請求は日常的に多数行われており、セゾン側もスムーズに応じてくれます。

また、取引履歴を取り寄せることによるデメリットはありません。
過去に利用したことがある人は金利の引き直し計算をする価値があります。

クレディセゾンでの過払い金回収までの期間

皆さんがスピーディな解決を希望するか、できるだけ満額に近い回答を引き出すことに重点を置くかで戦略を変え期間までの期間も変わります。
任意交渉では利息まで含めた過払い金全額の回収は難しいですが返金までは早い傾向、全額回収を目指すなら訴訟が必要になりますが返金までは時間がかかる傾向です。

取引履歴到着まで
平均21

受任通知送付から取引履歴到着まで平均1ヶ月弱です。

受任通知送付から取引履歴到着まで平均3週間です。
他の業者で早いと1週間、遅ければ2ヶ月かかりますので、取引履歴の送付は早くもなく遅くもなくといったところです。

請求書送付~和解成立まで
平均1

クレディセゾンへ請求書を送ってから和解が成立するまでの期間の平均は0~1日です。
請求書をFAXしたその日のうちに和解となることもあります。

和解から返金まで
平均30

和解から返金までの期間は、基本的に和解した翌月の末日に返金されますので、月初に和解をすれば2ヶ月弱、月末に和解すれば1ヶ月ほどで返金されるということになります。

日数まとめ
平均52

クレディセゾンへの過払い金請求をした場合にかかる期間としては以上のとおりです。
他の業者と比較して早い対応を行ってくれる業者です。

クレディセゾンからの過払い金回収(和解・訴訟)

過払い金を回収するには裁判を通さずに任意の話し合いで和解をする方法と、裁判所を通して請求をする方法があります。2つの請求方法にはそれぞれメリットとデメリットがあります。

和解

  • 元金100
  • 3ヶ月後の返還

元金の
100%

裁判所をとおさずに和解をする場合も、クレディセゾンは他の業者と比べ良心的な対応をしてくれる業者です。
内容や依頼をする事務所にもよりますが、裁判所を通さない場合も元金の満額を返金してくれます。
和解の場合の元金は利息非充当計算での元金です。

訴訟

  • 満額
  • 3~6ヶ月後の返還

元金の
満額+α

利息まで回収するとなると裁判が必要になります。
しかし裁判を通して請求するとなると通さない場合にくらべてやはり時間はかかります。
争点がない場合でも3~6ヶ月程度返還までに期間がかかります。
争点がある場合は弁護士を代理人にたててきたりもするので、回収まで更に期間がかかることになります。

Memo

過払い金の利息

過払い金には年5%の利息が付きます。その利息と借入元本をその都度相殺することを充当計算と言い、利息を充当しない計算方法を非充当計算とか棚上げ計算と言います。充当計算の方が過払い金は多くなります。

取引の期間が長いと利息を回収するかしないかで、数十万~数百万円も金額が変わることがあります。
※裁判をしても代理人が訴状の作成や裁判所への出頭を行いますので、依頼者の方が裁判所に行く必要はありません。

クレディセゾンへの過払い金請求固有のデメリット

セゾンへ過払い金請求をすると、セゾンのカードは解約になり使えなくなるというデメリットがあります。
その他過払い金請求にはあまりデメリットはありませんが、大手信販会社であるクレディセゾンの場合には少し複雑になります。

Memo

※完済後での手続きであれば他社のカードには影響はありません。

銀行の保証会社問題

銀行のカードローン等では保証会社というものが付きますが、ほとんどの銀行では消費者金融や信販会社が保証会社になっています。

銀行借り入れの保証会社は借入をしている銀行の支店に問い合わせると確認できます。
セゾンが保証会社になっている銀行から借り入れがある場合に、セゾンへ過払い金請求をすると、保証を実行してセゾンが銀行の借金を代わりに支払い、銀行の借入残高と過払い金とを相殺する可能性があります。
相殺される際に一定期間、口座も凍結され出金ができなくなります。
銀行の借金を保証会社が代わりに支払うことを「代位弁済」と言いますが、この代位弁済をされた時点でブラックリスト(信用情報)に載ることになります。
代位弁済がされる可能性があるのは、

  • クレディセゾン返済中・銀行返済中
  • クレディセゾン完済・銀行の支払い滞納中

という場合です。心配な方はクレディセゾン・銀行共に完済してからの請求がいいです。
そもそも銀行を完済していれば代位弁済という問題は起きません。

クレジットカード問題

クレディセゾンはキャッシングよりもショッピングで利用している方が多い印象です。
ショッピング残高がある状態で過払い金請求をすると、過払い金請求ではなく任意整理手続きになる可能性があります。
キャッシングを完済していても、クレジットカードでショッピング利用中という場合には、過払い金とショッピング残高で相殺されます。
相殺の結果が、ショッピングの金額のほうが大きい場合は残額を任意整理することになります。
任意整理をするとブラックリストに載ります。ブラックリストの影響がでればクレディセゾンだけでなく、他社のカード等にも影響がでることになります。

(ショッピング80万-過払い金30万=50万円を任意整理することになる。)
過払い金のほうが多くショッピング利用分も全て相殺できる場合か、キャッシングとショッピング共に完済してからの請求をすればこのような問題は起きません。

Memo

返済中での手続きは任意整理とよばれ、完済後の過払い金請求手続きとは異なります。なお長期間返済中の方で調査の結果、借金がなくなり過払いの状態であればブラックリストのデメリットなく請求することができます。

クレディセゾンの過払い請求を相談する事務所はどう選ぶのか

過払い金請求を依頼するにもインターネットで検索すると色々な事務所がでてきますし、テレビやラジオでもいろいろな事務所がCMを行っています。
どの事務所に頼んでも結果は同じと考えて依頼されている方も多いですが、返金額や返金までの期間は事務所ごと大幅に異なります。
通常なら1ヶ月で過払い金の計算ができあがるような業者の計算でも、1年以上かかったという事務所もあるようです。
相談する事務所は慎重に検討されることをオススメします。

クレディセゾンの過払い金請求は司法書士か弁護士どっちがいいの?

弁護士は皆さんご存知ですが、司法書士はあまりなじみがない方が多いです。
過払い金請求は弁護士と司法書士が専門家として業務を行えます。
では弁護士と司法書士でどのような違いがあるのか?という点ですが、弁護士と比べ司法書士には2つの制限があります。

  • 過払い金が140万円以上発生している場合
  • 控訴された場合

上記の場合には司法書士は代理人にはなれません。

下記にて弁護士と司法書士の違い等詳しく解説していますので、相談をする前にどちらを選べばいいのか?参考にしてください。

クレディセゾンへの過払い金請求の費用

過払い金請求を専門家へ依頼した時に費用でトラブルになることが多いようです。
事務所ごと色々な名目で費用をとっている場合があるので、面談時の説明ではわかりづらくて、請求書で金額をみてトラブルになるようです。
安いと思っていたのに、色々な名目で費用が差し引かれて結局高くつくということも多いようです。

事務所ごと費用は異なり、過払い金が多額になればなるほど費用が安い事務所と高い事務所で、何十万円も差がでるという場合もあります。

無用なトラブルを避けるためにも依頼する事務所を選ぶ際はまずは費用の比較をすべきです。

クレディセゾンへの過払い金返還請求のまとめ

クレディセゾンの過払い金請求への対応については、比較的返金額についても良い対応ですし、返金期間についても早い対応です。
上記のとおり過払い金請求への対応は良いですが、セゾンのカードでショッピング等を利用しているとか、セゾンが保証会社になっている銀行からの借入がある場合には注意が必要です。

裁判をしない場合は比較的短期間でお手元に返金することができますが、全額の回収はできません。
金額を重視されるなら裁判所をとおして請求したほうがいいでしょう。

どれくらい戻ってくるのか?