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オリコ過払い金の回収目安・期間・手続きの流れ・デメリット

オリコカードは、「株式会社オリエントコーポレーション」が発行するクレジットカードです。
メガバンク・みずほ銀行と提携関係にあることから、資金面の懸念はありません。
過払い金の元本満額回収も容易ですが、入金日が不自然に遅いなどのデメリットも抱えます。
また、提携カードやローン商品が多く、手続きの仕方によっては過払い金請求が及ぼす影響に注意する必要があります。
返還割合や返還期間の目安、手続きの流れ、デメリット情報など、オリコ過払い金請求に関する基本情報をお伝えしますので、これから請求予定の方は参考までにご一読ください。

オリコ過払い金の特徴

オリコ過払い金に見られる特徴を簡潔にご説明します。

オリコ過払い金発生は2007年3月までの取引

オリコが利息制限法に準じた利息に改定したのは、2007年4月からです。
つまり、オリコで過払い金が発生するのは、2007年3月までに取引をしていた方に限ります。
ちなみに、既存の顧客も同じタイミングで利息が引き下げられています。
そのため、たとえ2007年3月までにオリコと取引を開始した方でも、改定直前の契約開始であれば、過払い金が発生しても少額の可能性大です。

オリコ和解の方法と回収額の目安

オリコはみずほ銀行との結びつきが強いクレジットカードです。
そのため、回収難や倒産などのデメリット・リスクの心配はないものの、「和解から入金までが遅い」という難点があります。
一般的に、クレジットカードは入金がスムーズな傾向にあることを考えると、オリコは特異な存在にあるといえるでしょう。
裁判をしたほうがかえって解決がはやまる傾向にあり、弁護士・司法書士と相談しながらベストな方法を選ぶことが大切です。

オリコ過払い金の特徴

業者と直接話し合う任意交渉か、訴訟提起して和解を引き出す裁判交渉かのいずれかを選びます。
入金までに時間がかかるオリコの特徴を考えると、急ぎの方はいきなり裁判する方法でよいかもしれません。

オリコ和解の方法と回収額の目安

オリコ過払い金の返還金目安(裁判なし・裁判あり)

【オリコ過払い金の返金割合と期間の目安】

スピード回収コース
(裁判なし)
じっくり回収コース
(裁判あり)
返還割合 100% 100%+利息
返還期間 8ヶ月 6ヶ月

スピード回収コース

オリコは裁判所を介さない直接交渉でも、過払い金元本100%の返還に応じてくれます。
ただし、入金までの目安は手続き開始から8ヶ月と時間がかかる傾向。
このように遅くなる理由として、オリコは「毎月過払い金返還の予算が設定されておいるため、計画通りに和解する会社方針によるもの」と説明しています。

じっくり回収コース

オリコ過払い金は、訴訟提起で「過払い金元本100%+利息」という条件まで引き上げることができます。
入金までの目安も、手続き開始から6ヶ月ほどですので、任意和解よりスムーズです。
「裁判は何だか怖い・・・」という方もおられますが、裁判によるデメリットはほとんどないと考えてもらって構いません。
高額回収&スムーズ入金をご希望なら、はやめに訴訟に踏み切る方法をおすすめします。

オリコ過払い金請求手続きの流れ

オリコ過払い金請求における、依頼から入金までの手続きの流れをご説明します。

オリコ過払い金交渉の傾向

1. 元本の満額回収は難しくない
2. 入金日が遅い
3. 取引履歴の計算が分かりにくい

以下の回収見込みを想定し、手続きの流れをシミュレーションしてみます。

回収見込み:100万円・利息30万円(年5%)

<交渉前の準備>
取引履歴を自分で取り寄せた場合、その後の手続きがスムーズ。

<回収方法>
オリコの場合、裁判したほうがスピード回収を望める。
<入金日>
電話交渉での解決なら、入金日が遅れる点に注意!

まずは電話などでご相談

「むかしオリコと取引があったけど、過払い金が出るかどうか分からない」
「過払い金って、どんな方法で請求すればいいの?」
相談者の中には過払い金がどんなものか、出ると分かってもどんな方法で取り戻せばよいか分からない方もいるでしょう
まずはお電話にて、取引年数や返済額、返済中か完済済みかといった簡単な質問をさせてもらいます。
取引開始の正確な日付が分かれば、電話相談の段階で過払い金発生の有無を判断できます。
場合によっては、即日オリコへ受任通知も可能です。
取引開始日も取引期間もまったく分からないのであれば、オリコに取引履歴の開示請求をかけて調査をはじめます。

取引履歴の開示

オリコ取引履歴が開示されるまで、2週間ほどかかります。
なお、取引履歴はご自身で取り寄せることも可能で、開示までの期間も個人と専門家で変わることはありません。

過払い金額の確定

取引履歴をもとに、過払い金の正確な金額を算出します。
この引き直し計算に要する期間は1週間ほどです。
計算結果(元本100万円・利息30万円)が分かり次第、依頼者に報告します。

事務所での面談

過払い金請求の受任では、依頼者との面談が義務付けられています。
料金、交渉の方法、入金までの目安などを説明。
依頼者の要望を聞きつつ、任意交渉と裁判交渉の違い、メリット・デメリットもあわせてご説明します。
依頼者はそれぞれの違いを理解してもらったうえで、よいと思われるほうを選んでもらいます。

返還交渉

オリコの場合、急ぎであればいきなり訴訟提起するほうが入金までスムーズです。

1日もはやく解決→すぐ裁判しよう

オリコの場合、和解内容の決定ははやいですが、入金までに時間がかかります。
電話交渉だけでも元本の満額は回収できるものの、それからが長く、入金まで辛抱しなければなりません。
「8ヶ月も待てない!」というのであれば、訴訟提起をお申し出ください。
すぐに訴訟の準備に入り、裁判を進めていきます。
この手続きだけで、入金が2ヶ月ほどはやくなります。

あまり大ごとにしたくない→妥協できるなら任意和解で

「どうしても裁判はしたくない」というのであれば、任意交渉をお申し出ください。
ただし、利息の返還はあきらめる必要がありますし、入金日も2ヶ月ほど遅くなります。
たとえば8月に和解決定したとしても、依頼者の口座に振り込まれるのは3月くらいです。

入金

成功報酬のみを差し引いてお振り込みします。

【相澤法務事務所の報酬】

基本報酬 なし!
成功報酬 裁判なし 裁判あり
18% 23%
着手金、減額報酬、その他費用 一切なし!

裁判なし

手続き開始から約8ヶ月後、成功報酬18%を差し引いた82万円を依頼者指定の口座にお振り込みします。

裁判あり

手続き開始から約6ヶ月後、依頼者指定の口座に100万1,000円(成功報酬23%、過払い金利息を含む)をお振り込みします。

完了

過払い金請求は、最後に必要書類を返却して完了です。

● 業務報告書
● オリコ取引履歴原本
● オリコ和解書原書
● 報酬の領収書

来所いただくか、もしくは郵送でご返却します。
なお、必要ない方はその旨申していただければこちらで破棄いたします。
来所される場合は、事前に電話連絡していただくと受け渡しもスムーズです。

オリコ過払い金請求のデメリット

オートローンやクレジットのショッピング、銀行カードローンなど、オリコには関連あるカードが少なくありません。
オリコ過払い金請求においてデメリットがあるとすれば、これらのカード利用に影響を及ぼす恐れがある点です。

銀行カードローンとの関連に注意

オリコはみずほ銀行とつながりのあるクレジットカードです。
みずほ銀行には、個人キャッシングできるカードローンがあり、その保証会社はオリコです。
カードローンの支払いが滞った場合、まず保証会社が債務者の代わりに返済します(代位弁済)。
債権は銀行から保証会社に移行、債務者は保証会社を相手に返済義務が生じる、という流れです。
みずほ銀行カードローンを滞納中で、かつオリコに過払い金請求したとしましょう。
本人は、オリコ相手に債権(過払い金)を有すると同時に、オリコに対して債務(みずほ銀行カードローン)も抱えます。
カードローン債務は過払い金で相殺され、借金が残れば債務整理です。
その情報はブラックリスト登録され、クレジットカードやカードローンの利用ができなくなります。
みずほ銀行カードローンを利用中でオリコに過払い金請求する際は、その旨を事務所にお伝えください。

クレジットカードのショッピング債務に注意

オリコ過払い金請求の際は、ショッピング枠の利用状況に注意してください。
過払い金請求の手続きで、ショッピング枠のみ切り離すことはできません。
「オリコキャッシングの過払い金を請求」→「過払い金でショッピング枠の残債を相殺」という流れになりますが、過払い金が残債を上回らなければブラックリスト登録となります。
ブラックリスト登録後は、キャッシングもクレジットローンも利用できません。
また、銀行系のローンもすべて利用できなくなります。
なお、オリコカード、アメニティ、アプティといった関連のクレジットカードは、過払い金請求によってすべて解約となり、利用できません。

オートローン利用中は注意

オリコには「オートローン」という主力商品があり、利用中の過払い金請求に注意してください。
オートローン契約を結んでいる間は、オリコに債務がある状態です。
そんな中でオリコに過払い金請求すると、ローン対象の自動車にどのような影響があるか分かりません。
オートローン利用中で過払い金請求する場合は、どのような影響があるかオリコに確認するようにしてください。

オリコ過払い金請求は自分でもできる?

個人請求に対して、オリコは厳しい態度で臨むことが多いようです。
オリコ過払い金請求の本人交渉の返還割合は、次のような結果になると予想されます。

交渉の仕方 交渉の仕方 100%+利息
返還割合 元本の5割~7割程度 元本の5割~10割程度(利息含む)

業者の担当と話し合うだけでは、大幅に値切られる可能性が大です。
訴訟提起すれば個人でも高額回収を期待できるももの、裁判手続きに要する負担が苦にならないかどうかの問題があります。
また、取引の分断や利息など争点が多い取引内容だと、業者もなかなか和解に応じてくれません。
元本も利息も確実に回収を狙うなら、弁護士・司法書士などのプロに任せるのがベストです。

オリコ引き直し計算はここに注意!

オリコ取引履歴は、個人でも取り寄せられます。
オリコに電話で「取引履歴の開示をお願いします」といえば、対応してくれます。
取り寄せ自体は簡単ですが、引き直し計算を自分でする場合は注意が必要です。
オリコの取引履歴はキャッシング欄とショッピング欄が混在しており、複雑な表示となっています。
引き直し計算するには、ショッピング欄の数字を除外してキャッシング欄のみ部分的に計算しなければなりません。
専門家でも難易度が高い計算作業のため、個人だとなおさら難航が予想されます。
「難し過ぎて間違えそう」と判断された場合は、無理をせず専門家へ依頼してください。

オリコ過払い金請求の費用は高い?

オリコ過払い金請求の費用が高いか安いかは、選ぶ事務所によって変わってきます。
たとえば1社あたり上限5万円する基本報酬ですが、請求する事務所もあればしない事務所もあります。
基本報酬の有無の違いだけで、5万円の差が生まれるわけです。
また、着手金を請求する事務所に依頼すると、1~2万円余分に取られます。
報酬として引かれる額をできる限り抑えたいのなら、基本報酬や着手金を請求しない事務所を選ぶべきでしょう。
傾向では、基本報酬5万円を請求するところは大手事務所、着手金を請求するのは弁護士事務所が多いようです。
仮に費用が安い事務所を選んでも、回収力の弱い未熟な事務所に頼むと、手元に残る金額は当然少なくなってしまいます。
過払い金請求の事務所選びでは、費用の安さと回収力をバランスよく見るようにしてください。

オリコ過払い金請求 Q&A

Q:オリコの借金がまだ残っていますが、過払い金請求できますか?

A:可能ですが、ブラックリスト登録に注意する必要があります。

過払い金請求は、対象カードの借金が残った状態でも可能です。
その場合、気を付けてほしいのがブラックリスト登録の可能性です。
本来、過払い金額が現段階の借金額を上回れば、完済扱いとなり、債務整理を回避できます。
しかし、オリコは以前、同様のケースで間違って債務整理扱いにした前例があります。
今後また同じトラブル被害に遭わないとも限らないため、十分な対策が求められるでしょう。
返済中の方がオリコ過払い金請求する場合、いきなり受任通知をお願いするのではなく、「調査通知」を送ってもらうようにしましょう。
調査で履歴を取得後、引き直し計算をして過払い金額を確認。
その後、債務整理ではなく「過払い金請求」として手続きすると、ミスによるブラックリスト登録を防止できます。
ブラックリスト登録されると、最低5年間はクレジットカード、キャッシング、各種ローンを利用できません。
もっとも安全な方法は、すべての借金を返し終わってから請求をかけることです。
完済後であれば、ブラックリスト登録の可能性に気をもむ必要はありません。
資金的に余裕がある、あるいは周囲の協力が得られるなど、完済の見込みがあれば、すべて返し終わった後でじっくり返還請求手続きに入ることをおすすめします。

Q:オリコカードで家賃を引き落としています。過払い金請求の手続き上、何か問題ありますか?

A:家賃の支払い方法を変更したうえでの請求がよいでしょう。

過払い金請求したカードは原則、解約となるため、もろもろの支払いをクレジットカードで済ませていた方は支払い方法を変えるなどの対応が必要です。
オリコのクレジットカードを使って家賃を支払っている方は、過払い金請求の前に支払い方法を変更したほうがよいでしょう。
ここで注意したいのが、「クレジット支払い完了にはタイムラグがある」という点です。
支払い日が月末でも、クレジットでの引き落としは翌月末にずれ込むことが一般的です。
オリコ㏋によると、オリコは月末が締め日で支払い日は翌月の27日。
たとえば5月末にクレジットカードで家賃を支払ったとしても、お金が引き落とされるのは6月27日になるということです。
キャッシュがない状況ではこのタイムラグがメリットになりますが、過払い金請求ではデメリットといえるかもしれません。
引き落としが1ヶ月も先にずれ込むことで、手続きに入るのが遅くなるからです。
これは、家賃の支払いに限らず、携帯電話、公共料金、お買い物、あらゆる支払いに共通していえます。
オリコのローンを利用中に過払い金請求する場合は、まず支払い先の変更手続きから入ること。
手続きが完了するまで多少時間がかかることを踏まえ、余裕を持って手続きをはじめること。
これらに注意して、オリコ過払い金請求の準備に着手してください。

Q:裁判なしでオリコから利息の返還は期待できますか?

A:利息の返還を要求するなら、裁判をおすすめします。

これまでのデータを見ると、対オリコ過払い金請求で裁判なしに返還を期待できるのは過払い金元本まで。
任意交渉のみでは利息の返還に応じず、訴訟提起してようやく前向きな姿勢を見せるといったところです。
オリコから過払い金利息の返還まで望むのであれば、最初から訴訟提起を視野に入れた交渉を選択するのが賢明でしょう。
訴訟で得られるメリットは、利息を取り戻せることだけではありません。
訴訟和解のほうが任意和解より、入金が2ヶ月ほどはやまるという利点があります。
オリコ過払い金請求では、むしろ任意和解のほうが時間を延ばされるくらいです。
裁判しない理由を探すのが難しいほどで、対オリコは「裁判一択」といっても言い過ぎではないでしょう。
ただし、利息の全額返還まで求めるとオリコといえど強硬な抵抗が予想されます。
利息額が50万円もの高額となれば、減額を要求するのは必至で、さらなる長期化も考えられます。
「あまりに長引くのは嫌だ」というのなら、弁護士・司法書士との間で適当な落としどころを決めたうえで、交渉に入ってもらうようにしましょう。

Q:オリコ過払い金請求で影響のあるカード、ローンは何ですか?

A:カードはアメニティやアプティ、ローンにはオートローンや目的ローンなどがあります。

オリコは、オリコカードの他にもUPty(アプティ)や自社発行のETCカード、またキャッシング専用のアメニティカードやクレストカードなどの商品を持っています。
また、ショッピング施設や家電量販店、カー用品店、ドラッグストアなどで利用できるカードとも提携。
オリコに過払い金請求すると、これらすべての提携カードは使用不可となる点に注意してください。
たとえキャッシング利用していないカードも手続きの対象となり、解約は免れません。
オリコ関連カードは多岐に及ぶため、請求の際はお手持ちのカードとの関連性がないか確認を忘れないようにしましょう。
なお、オリコのクレジットカードで公共料金や携帯電話の引き落としサービスも利用できなくなるため、支払い方法の変更も忘れないでください。
さらに、オリコには各種ローン商品もあり、過払い金請求によりデメリットが生じる可能性も考えられます。
オリコ販売の各種ローン商品には次のようなものがあります。

● オートローン
● マイティエール(目的ローン)
● 学習サポートプラン
● 教育プラン
● リフォームプラン
● 多目的プラン
● フリープラン

これらのローンを利用中の方でオリコ過払い金請求する際は、その旨を依頼先の事務所に伝えるようにしてください。

Q:オリコに過払い金請求すると、みずほ銀行の住宅ローンは契約できないのでしょうか?

A:過払い金請求という行為自体が、銀行サービスの利用に影響を及ぼすことはありません。

オリコには、みずほ銀行カードローンの保証会社という立場もあります。
この点だけ見るとオリコとみずほ銀行の結びつきの強さがうかがわれ、「過払い金請求したら、みずほに睨まれるんじゃ?」と思われるかもしれませんが、大きな心配は無用です。
オリコに過払い金を返還させた後、みずほ銀行の金融サービスを受けるうえで、何か不利益が生じるかといえば、おそらくその可能性は薄いのはでないでしょうか。
みずほ銀行からすれば、住宅ローンは高収益が望める有力商品。
それを断る理由が、「関連会社への過払い金請求」では、根拠として少し弱いといえます。
これは、「アコム―東京UFJ銀行」「プロミスー三井住友銀行」でも同じことがいえるでしょう。
住宅ローンの審査では、年収や職業形態、返済計画など、さまざまな要素から返済能力の有無を判定します。
住宅ローン審査に通るかどうかの予測は、金融機関の「住宅ローンシミュレーション」を使えば比較的簡単です。
「何だか後ろめたい」「何となく不安」というのであれば、みずほ銀行以外の住宅ローンのお申し込みを考えたほうがよいかもしれません。

Q:裁判費用がかかることを考えれば、訴訟は無理にしないほうがよいと思うのですが、どうでしょうか?

A:オリコの場合、訴訟和解で利息の返金に期待が持てます。基本的にお好きな方法をお選びいただけます。

過払い金請求では、裁判を利用した和解で報酬が5%上がります(20%→25%)。
100万円の過払い金元本が戻れば、成功報酬は25万円です。
オリコ過払い金請求では、訴訟なしでも元本の満額回収は可能。
成功報酬だけ見ると、確かに5万円の差額が生じて「高いな」と思うかもしれません。
ただし、交渉の場を法廷に移すことで、過払い金利息も取り戻せます。
利息の額によっては、裁判したほうが手元に残る金額は増えるわけです。
ちなみに相澤法務事務所では、成功報酬を「裁判なし=元本の18%」「裁判あり=元本の23%」に設定。
上段の「オリコ過払い金請求の流れ・入金」でご紹介したとおり、「返還金130万円(元本100万・利息30万円)」の場合、入金額はそれぞれどう違ったでしょうか?
訴訟なしでの入金額は「82万円」、訴訟ありのほうは「100万1000円」です。
なお、相澤法務事務所では裁判実費(印紙代や切手代など、100万円の返還訴訟で1万6,000円ほど発生)もいただいていません。
オリコ過払い金請求で訴訟するかしないかは、最終的に手元に残る金額、入金までの期間などを考慮して、得するほうを選ぶとよいでしょう。

Q:オリコ過払い金請求では、事務所はどのように選べばよいですか?

A:いろんなポイントがありますが、何より過払い金請求の実績豊富な事務所がよいでしょう。

返還割合だけ見れば、オリコの過払い金請求対応はおおむね良心的だといえます。
ただし、会社の体質なのか、あまり融通が利かない面がデメリットと呼べるかもしれません。
このようなオリコの特徴を踏まえずに交渉に入ると、いくら専門家といえ失敗する危険もはらみます。
「オリコは基本的に入金日が遅い。少しでもはやめるには裁判するのがよい」
過払い金請求の専門家であれば常識ですが、あまり慣れていない事務所だとそのあたりの情報が不足し、依頼者に不利益を被らせる可能性もゼロではないのです。
また、以前はオリコ側のミスで履歴に問題ない依頼者が債務整理扱いとなり、ブラックリスト入りするトラブルも確認されました。
返済中の過払い金請求では、過払い金額によっては債務整理になるため、処理には十分な配慮が求められます。
そのあたりの機微も理解せず機械的に処理すると、ブラックリスト登録のリスクを高めてしまうのです。
元本回収だけならそう難しくないオリコ過払い金請求、それでも万全を期して「隙のない事務所」を選ぶことが重要です。

Q:オリコに過払い金請求すると、カーローンも利用できないのですか?

A:オリコはカードの再発行に対応してくれます。

過払い金請求によって、オリコカードだけでなく提携のカードはすべて使用停止、解約となります。
ただし、オリコはカードの再発行に応じるとしており、手続き終了後の申し込みも可能です。
再審査で問題がなければ、再度カードを作成できるようです。
カーローンはもちろん、キャッシングやショッピングなどの利用も問題ないでしょう。
ただし、申し込みの時点でブラックリスト登録していないのが前提です。
つまり、「過去に滞納などがない」「債務整理になっていない」「規約に触れていない」など、信用情報に傷が付いていないことが最低条件となります。
ブラックリストに載ってしまえば、オリコカードはおろかその他のクレジットカード、キャッシング、ローンサービスも利用できません。
手続き後も引き続きオリコのサービス利用を希望するなら、借金枠をきれいに返し終わってから請求に踏み切りましょう。

Q:オリコに取引履歴の開示を請求しましたが、未開示の部分がありました。未開示の部分の請求は可能ですか?

A:未開示部分に関しては、推定計算する必要があります。

オリコ取引履歴には、「未開示部分」が存在します。
平成5年より前の取引期間で、この期間の過払い金額の確定は難しくなります。
平成5年より前からオリコと取引を開始して、当該期間の過払い金返還を強く望むなら、推定計算で算定するしかありません。
推定計算とは、未開示部分の取引を再現して、過払い金総額を推定で出す計算方法です。
請求書や領収書、銀行通帳など、オリコと取引が分かる記録を参照に、未開示期間の取引を明らかにしていきます。
オリコのように、未開示部分が存在する消費者金融・クレジットカード会社は少なくありません。
推定計算をするには取引を再現できる資料をそろえる必要があり、かつ難易度も高いため、専門家に任せるのが無難でしょう。
なお、相澤法務事務所では、開示された部分のみ請求する方針です。

Q:オリコ取引履歴は自分で取り寄せたほうがよいのでしょうか?

A:ご自身で請求をかけることも可能です。ただし引き直し計算にはコツがあります。

取引履歴の取り寄せは簡単で、消費者金融・クレジットカード会社に電話一本入れるだけで自宅に送ってもらえます。
オリコ過払い金請求でも、取引履歴があって概算額も出ているほうが依頼後の手続きもスムーズです。
ただし、オリコの場合は取引履歴の開示方法が複雑で、計算の難易度が高いのが難点です。
オリコ取引履歴は、過払い金と関係のないショッピング(SPと表示)部分まで開示されます。
引き直し計算するには、キャッシング(CSと表示)部分からショッピングを切り離して計算する必要があり、手間がかかる作業です。
専門家でも計算ミスする可能性がゼロとはいえず、個人ではなおさら難しいといえるでしょう。
オリコ取引履歴の特徴を踏まえると、履歴開示から専門家に依頼するのが妥当かもしれません。
ご自身で計算される場合は、上記の事項に注意しながら、ミスがないように進めてください。

信販系大手のオリコ、クレジットカードや自動車ローン等、幅広く業務を行っているので利用している方はとても多い会社さんです。
クレジットカードが有名ですが、キャッシングサービスも行っていますので過払い金が発生する可能性があります。

オリコでの過払い金発生の目安

オリコでキャッシングをしていたからと言っても、絶対に過払い金が発生するものではありません。

過払い金が発生するかは利息次第になります。

Memo

法律での利息の制限(利息制限法)

10万円未満の借入=20%が上限
10万円以上100万円未満の借入=18%が上限
100万円以上の借入=15%が上限

上記の利息を超えて支払っていた場合だけ、過払い金は発生します。

オリコは2007年の3月頃には過払い金が発生しない、法律内の利息に見直していますので、2007年3月よりも前から取引があった場合だけ過払い金が発生するということになります。

オリコでの過払い金回収までの期間

オリコは過払い金の返金額についてはあまり減額を求めてくることなく、任意の話し合いでもある程度の金額を返金してくれる業者です。
しかし返金までの期間は他の業者と比べてもかなり遅い業者です。

取引履歴到着まで
平均14

受任通知送付から取引履歴到着まで平均23週間です。

他の業者で取引履歴を取り寄せると早いところでは1週間、遅いところでは3ヶ月程度かかりますので、取引履歴の送付は特段遅いというわけではありません。

請求書送付~和解成立まで
平均30

オリコへ請求書を送ってから和解が成立するまでの期間の平均は1ヶ月弱です。

和解成立までの期間は他の業者と比べ時間がかかります。

返金までの総日数
平均100

返金までの期間は和解内容にもよりますが、和解から半年以上先での返金となります。

和解から返金までの平均的な期間は23か月ですので、オリコの返金はとても遅いです。

日数まとめ
平均144

オリコへの過払い金請求をした場合にかかる期間としては以上のとおりです。

過払い金の返還については話しあいの場合でもある程度の金額を支払ってくれますが、返金までの期間は他の業者の追随を許さない遅さです。

オリコからの過払い金回収(和解・訴訟)

過払い金を回収するには裁判を通さずに任意の話し合いで和解をする方法と、裁判所を通して請求をする方法があります。2つの請求方法にはそれぞれメリットとデメリットがあります。

和解

  • 元金100
  • ヶ月後の返還

元金の
100%

オリコと和解をする場合、過払い金元金をすべて返還するという内容での和解が多いようです。
しかし利息までの返金となると、訴訟をしないと返金に応じません。
また、裁判をすると和解の場合よりも金額が増える可能性があるのは当然ですが、返金までの期間も早まる可能性があります。
和解の場合の元金は利息非充当計算での元金です。

訴訟

  • 満額
  • 6~7ヶ月後の返還

元金の
満額+α

和解では金額に納得いかないという場合、裁判が必要になりますが、他の業者であれば裁判をすると和解よりも返金までの期間がかかりますが、オリコの場合は裁判をすると返金までの期間が和解よりも早くなる場合があります。
争点がない場合に返還までにかかる期間は6ヶ月~7ヶ月程度です。争点がある場合は回収まで更に期間がかかることになります。

Memo

利息充当計算

過払い金には年5%の利息が付きます。
その利息と借入元本をその都度相殺することを充当計算と言い、利息を充当しない計算方法を非充当計算とか棚上げ計算と言います。充当計算の方が過払い金は多くなります。

※裁判をしても代理人が訴状の作成や裁判所への出頭を行いますので、依頼者の方が裁判所に行く必要はありません。

当然、取引の期間が長ければ利息も多額になりますので、利息を請求するか、しないかで数十万円~数百万円も金額に差が出ることもあります。

オリコへの過払い金請求固有のデメリット

大手の信販会社であるオリコは幅広く業務を行っているので、何となしに過払い金請求を行うと意図せぬデメリットが発生してしまうこともあります。

オリコと銀行との繋がり

銀行のカードローン等では保証会社というものが付きます。
オリコはみずほ銀行のカードローンの保証会社になっていますし、その他の地方銀行でも保証会社をしていたりします。
オリコへ過払い金請求をする際に銀行の借入もあり、銀行の保証会社がオリコだと影響を及ぼす可能性があります。
具体的には銀行の債務を保証会社であるオリコが代わりに支払い(代位弁済)、債務額と過払い金とで相殺をする可能性があります。
代位弁済をされた時点でブラックリストに載ります。
当然、銀行を完済していれば代位弁済はされませんし、銀行の借入があっても保証会社がオリコでなければ全く影響はありません。

クレジットカード問題

オリコは色々なクレジットカードを発行していますので、オリコへ過払い金請求する際にオリコのクレジットカードでのショッピング債務が残っていると、過払い金とショッピングの残債とで相殺されます。
※ショッピングはそのままで過払い金だけを返金してもらうということはできません。
相殺の結果=ショッピングの金額のほうが大きくて債務が残る場合は、残債を任意整理することになりますし、ブラックリストに載ります。

Memo

返済中での手続きは任意整理とよばれ、完済後の過払い金請求手続きとは異なります。
相殺の結果、借金がなくなり過払いの状態であればブラックリストのデメリットなく請求することができます。

さらにオリコへ過払い金請求をすると、オリコのすべてのクレジットカードも解約になるというデメリットもあります。
※完済後での手続きであればブラックリストに載りませんので他社のカードには影響はありません。

自動車ローン

オリコは自動車ローン事業も行っていますので、自動車ローンを返済中の方がオリコへ過払い金請求をする際もデメリットが生じる可能性があります。

オリコの自動車ローンを返済中の状態で過払い金請求をすると、最悪の場合車を引き揚げられてしまう可能性があります。

オリコの過払い請求を相談する事務所はどう選ぶのか

オリコは信販系大手だけあり、オリコのクレジットカードや自動車ローンがあるとデメリットが発生してしまう可能性がありますので、なるべくなら過払い金請求の実績が豊富な事務所へ相談すべきでしょう。

また、任意の話し合いよりも裁判をした方が、金額も増え返金までの期間も早くなる可能性がありますので、きちんと訴訟をして回収する事務所を選択すべきです。

オリコの過払い金請求は司法書士か弁護士どっちがいいの?

弁護士と司法書士の違いは

  • 1社の過払い金が140万円以上になった場合
  • 控訴された場合

上記2つの場合に司法書士には代理権がなくなるということです。
特に争いがない事案ではオリコは無駄な控訴をしてきたりしませんので、結局のところ過払い金が140万円を超えた場合に、司法書士はご本人を代理することができなくなります。

オリコへの過払い金請求の費用

弁護士や司法書士に過払い金請求を依頼すると費用がかかりますが、費用には注意が必要です。
というのも事務所ごと自由に費用を設定できますので、中には他の事務所の倍以上の費用をとる事務所もあります。
大量に広告を打っている事務所は費用が高くなる傾向です。相談の電話をする前に最低限HPで費用の比較をしたほうがいいでしょう。
また、費用はあらゆる名目でとられる場合があり、非常にわかり辛いと思いますので、下記を参考にしてください。

オリコへの過払い金返還請求のまとめ

オリコの過払い金請求への対応としては、裁判をしなくてもある程度の金額を返金していくる業者ですが、返金までの期間は他社と比較してもかなり時間がかかる業者です。

裁判をすると返金までの期間が長くなってしまうのが通常ですが、オリコは裁判をしたほうが返金までの期間も早くなる可能性がある業者です。

どれくらい戻ってくるのか?